星野富弘氏の愛に触れ、宗教を考える。

味わいのある花の絵に添えられた心に染み入る短文。そんな星野富弘氏の絵はがきが大好きで、機会があれば購入し、友人へちょっとした近況を知らせたい時に使っていました。

この「愛、深き淵より。」は立花隆さんの推薦本の中にあり、知の巨人の読書の幅の広大さに改めて瞠目します。

星野氏のプロフィールは、かいつまんでは知っていたつもりでしたが、こういうまとめられた本を読ませていただいて、心から星野氏の生きる姿勢に感動しました。

キリスト教に入信されたエピソードは、無宗教だけど多神教な私の信仰に、また新しい宿題を与えてくれました。

昔から不思議だったのですが、ホスピスの患者や刑務所の死刑囚などが(なんだか極端な例を引きましたが)最後にすがる(?)砦がキリスト教というイメージがあって、なぜイエス様の教えは、死が近づいている人の心に響くのだろうと、思案したことがあったのです。

私の軟弱な思考力で解けるテーマではなく、ほったらかしておいたのですが、星野氏の信仰を思い出し、もう一度《イエス・キリスト》について勉強してみようと思います。

最近の異常気象のニュース(熱海や西ヨーロッパの災害)に触れると、アニミズム信仰の大切さに軍配を上げたくなるのですが、ま、それはさておき、あまりに大きなテーマですね。

最近知った、とてもお気に入りの言葉

”学ぶことは人生一番最高のぜいたくな遊びである”