2022年12月一覧

島田雅彦氏の暴走全開小説「パンとサーカス」

CIA就活生が日米両政府を巧みに欺く、世直し? テロリズム? 危ない綱渡り(サーカス)が展開される、かなりヘヴィな物語です。内容だけでなく本自体も分厚くて読み応え充分。「罪と罰」「戦争と平和」に並ぶ古典に列挙される名作? ご自分でお確かめください。

故きを温ねて美味を追求する

料理本や雑誌は、世に氾濫しておりますが、この2冊「料理歳時記」「聡明な女は料理がうまい」は、美味しそうな写真は1枚も掲載されていないのに、私の唾液腺を刺激してやまない、とびきりの良書です。キッチンのバイブルに推薦します。

戦争なのにホンワカ。絵本「そらいろ男爵」

絵本の世界は、わかりやすくて、心あたたまる作品が目白押し。戦争だって、こんなユーモアいっぱいに表現できてしまうのです。子供だけに楽しませるなんて、もったいない。大人も堂々と読みましょう。絵も文も翻訳も、みんな素敵でした。

「軍事費拡大のための増税」という岸田総理の発言に、日本の今後を占う1冊

米中関係に精通するジャーナリストが5人のエキスパートと激論し、現状のウクライナ・ロシアの戦争だけでなく、台湾有事、帝国主義の台頭など、憂慮すべき問題を分かりやすく解説してくださっています。中国が台湾に侵攻できないよう、市民レベルでできることは?

提言書「豊かな学びの文化を取り戻し、学び合う学校にするために」に賛同いたします!

私の読む限り、筋の通った真っ当な提言書でした。何がどう間違ったら、文書訓告という処分になるのか、さっぱり分かりません。大阪市の体質でしょうか。妙なメンツが幅を利かせているのでしょうか。子供を持つ親達全員に、この事実を知ってほしいです。