スモールワールズ 一穂ミチさんの短編集は絶品揃いです。
北上次郎氏「まるで才能の見本市のような作品集だ。ホントにうまい・・・」瀧井朝世氏「・・・期待値は上限に達していたが、それを軽々と突き抜けてしまった」ここまで帯に書かれて、プラチナ本とまで絶賛されて読まなきゃ、活字中毒は名乗れません。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
北上次郎氏「まるで才能の見本市のような作品集だ。ホントにうまい・・・」瀧井朝世氏「・・・期待値は上限に達していたが、それを軽々と突き抜けてしまった」ここまで帯に書かれて、プラチナ本とまで絶賛されて読まなきゃ、活字中毒は名乗れません。
今回はうんちくを並べました。日本語は難しいから、英語を学ぶ分まで脳に隙間がない、と外国語学習から「逃げて」いらっしゃる方。日本語と英語は、文字も文法も語彙も、ことごとく違う言語だから、難しいのは当然なのです。そんなこんなを綴りました。
画鬼・河鍋暁斎を父に持った、娘・暁翠の数奇な人生を描いた一代記。フィクションの部分もあるのでしょうが、史実を丹念に調べたあとが見られます。絵の描けない私には、画家という存在はひたすら尊敬の対象。芸術家の葛藤がひときわ興味を惹きました。
身体の不自由な方が人に迷惑をかけないようになるべく自宅にこもっている、という日本の事実を私はなんとか変えたい! 「こんな夜更けにバナナかよ」や「車椅子からウィンク」も名著ですが、王道はやはりこの「五体不満足」ではないでしょうか。色あせない必読書です。
略奪や暴動をおこさず、おきたとしてもそれに厳しい目を向ける日本人。その感性を作り出す独特の秩序である「世間」。空気を読む、既読スルー、同調圧力など、「世間」という日本人にとってのあたりまえを今一度掘り下げて言語化したのがこの本。勉強になります。
日本人と外国人が同じ場所に暮らす時、何が起きるのか。住民にはどんな感情が生まれるのか。そこで起きること、芽生える感情に対して、どうすればいいのか。そんなことを問いかけながら、芝園団地で暮らす一人の住民の記録。リアルなルポです。
アメリカ生まれのユーモラスな絵本。日本図書館協会選定で全国学校図書館協議会選定という折り紙つきの由緒正しい作品です。子供だけに読ませておくなんてモッタイナイ。スマホばっかり見て、せかせかと生活している大人の方に、ぜひ読んでほしいですね。
林真理子さん「あの時こんな会話がなされていたのだ、こんな駆け引きが。こんな過ちが。初めて知る真実に戦慄する!」 佐藤優さん「危機管理が混乱を極めた状況での専門家の奮闘が岡田晴恵氏の視座から強い熱量で記されている。圧倒された」 この国の罪と病!
表情豊かな猫たちのショットに癒されてください。絶妙な四字熟語とのコンビネーションに抑えられなくなった笑いをぜひ、はじけさせてください。いつもしかめっ面をしている知り合いに、絶好のプレゼントとしてもおすすめできます。
三千円という金額の設定が絶妙です。節約ストーリーとうたわれていますが、いろんな人生模様が垣間見れる、オムニパス風なドラマ小説。ためになって、感動もできる、お得な文庫本が、ただいま書店で絶賛発売中ですよ。