NEW医師・朝比奈秋先生の特異な医学知識に基づいた小説「サンショウウオの四十九日」
同じ身体を生きる姉妹、その驚きに満ちた普通の人生。医師としての経験と驚異の想像力で書かれた小説。帯に書かれた意味不明な言葉は、読み始めてしばらく、どうしても自分の想像が追いつきませんでした。今でも杏と瞬はイメージできません。文章ってスゴイです。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
同じ身体を生きる姉妹、その驚きに満ちた普通の人生。医師としての経験と驚異の想像力で書かれた小説。帯に書かれた意味不明な言葉は、読み始めてしばらく、どうしても自分の想像が追いつきませんでした。今でも杏と瞬はイメージできません。文章ってスゴイです。
「会社が傾いたらおしまい」という脅し文句で、自分を殺して黙々と仕事に勤しんでいる方々。KAROUSHI が世界共通名詞という栄えある言葉になったのはいつだったか。日本の国力がどんどん落ちている現実は外国人観光客の増加で一目瞭然。自分を取り戻す最適書です。
罪と後悔の人生を光に変える希望と号泣の物語。と、帯にあります。号泣はしなかったけど、泣き笑いしました。神森。行方不明だったASDの5歳児の1週間。今どきの職業や社会問題やその他もろもろが上手く絡んで、愉しく読ませてくれます。
反スカーフデモの記憶がまだ残っているタイムリーな時期に出版された「テヘランのすてきな女」。ヒジャブの下にはどんな髪型が? チャドルで隠された身体は、どんな服を着ていて、どういう風に生活していて、??? いろんな知りたい!が解き明かされる良書です。
日本や日本人がかつてこんなにも礼賛されていた事実を、これでもか・これでもか、というくらに発掘してくださった渡辺京二先生。神道と仏教をうまく融合させ、自然のありがたさと怖さをよく理解していた我々の祖先を、今一度見直すべきと気付かせる名著です。
美しくも危険な小説。そんな帯をつけたくなる、小川洋子さんの傑作長編です。作家という職業には、世の中に一石を投じる大切な役目もあるのでしょうか。大切なことをフィクションで伝える明晰な頭脳。そう絶賛したくなる素晴らしい本です。
日本よりずっと国土が広く、しかもほとんどが砂漠というモーリタニアという国で、バッタの研究を続けた著者。ウルドというミドルネームは伊達ではなく、その「バッタ愛」の巨大さや、研究者としてのド根性ぶり。面白い上に大笑いできるんです。
読了するのに時間と集中力と腕力を必要とする本でした。10年くらい前の著述なので、今、問題になっているウクライナのことは、歴史的背景を垣間見るくらいしかできません。こんな人が上司だったら、私は「即クビ」だけでは済まず、国外追放か命も消されそう。コワ・・・
本を読む人を増やす!!!ための最強の啓発本として、この本を様々な方に知ってほしいと切望いたします。いやあ、面白かった。文章はゼッタイ読んでいる(スマホの画面にだって、文は載ってるわけでしょ)のに、「本」になるとハードルが高くなる・・・謎が少し解けます。
日本の看護師は甘やかして患者を王様扱いしてくれる。カナダでは決して甘やかされず、患者と看護師は対等。すると、本来は重病なのに、まるでちょっと風邪ひいた? みたいな気分でいられる。そんな日本と海外の入院事情の違いなど、勉強になるネタが山盛りです。