子は親を救うために「心の病」になる 精神科医が書いた名著です
親の生き方が、子を苦しめている 子供にとって親は神的全能な存在。だから例えば毒親でも未熟な親でも「自分は役に立っているか」「必要とされているか」と子供たちは健気に親の期待に応えようとする。精神医学の入門書として多くの方に読んでほしい一冊です。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
親の生き方が、子を苦しめている 子供にとって親は神的全能な存在。だから例えば毒親でも未熟な親でも「自分は役に立っているか」「必要とされているか」と子供たちは健気に親の期待に応えようとする。精神医学の入門書として多くの方に読んでほしい一冊です。
環境や道具類は目まぐるしい進歩・発展を遂げましたが、私たち人類の脳と身体は、生物学的にはまだサバンナにいます。だから、そのギャップで、私たちの精神は疲弊し、気付かずに酷使し続けることで、病気や望ましくない老化に陥るのです。
認知症になることは、自分を失い、アイデンティティが将来持てなくなること・・・ そのような恐怖感を、誰もが持っているように思います。必死で防御するより、なってもある程度対処できるように準備してみては? 現実的におすすめの適書です。
抗加齢医学に関しては日本国内では「権威」と言っても過言ではないでしょう。精神科医・和田秀樹先生が実は声を大にしてみんなに訴えたいことが、この本にはまとめられています。成人から老人になっていく大事な時間を、有意義に生きるために。
私たちはどんな時に「あ、わかった!」「腑に落ちた」逆に「わけわからん」「何が言いたいねん!」と感じるのか。医学博士というのは、こんなにも高度な方法で、でも平易に理解しやすく、そのシステムを説明できる人種なのですね。凄く興味深い本でした。
夢占いという言葉は、聞き覚えがありますよね。例えば「蛇の夢を見たら、お金に縁がある」から宝くじを買いに行ったとか。一富士二鷹三茄子も年初の幸運を願うおめでたいモノたちです。でも「夢分析」はあなたを実際に守ってくれるのですよ。
卵子バンクや精子バンク。欲しくても子供ができない様々な理由があり、それを救う技術がある。だが、人道的にどうなのか。よく、ドロドロなドラマで近親相姦などが出てくることもありますが、AID にはしかるべき法整備と授かる側の覚悟が必要です。
赤いハードカバーに金文字。なんて高級感あふれる本だ、という印象は、中身を読むと、実にふさわしい装丁だと、深く納得がいくはずです。医師の手による著書の中でも、これはピカイチというか随一と言いたい。必読、いや必買ですね。
阿川佐和子さんの推薦文「まもなく迎える死への覚悟がすがすがしく変わった」。名言です。でも失礼ながら、お若い方の一言も欲しい! 「いい人生だった」と全ての人が思えるように、この本はジェネレーションレスの必読書です。
明日からマスクが解放というタイミングで、この「ネガティブ・ケイパビリティ」を紹介するのは、なかなか意義深いことと感じています。早急な結論や過激な意見に飛びつかず、急がず焦らず耐えていく力を養う。コロナ禍の現代に必読と言っても過言ではありません。