メディカル一覧

子は親を救うために「心の病」になる 精神科医が書いた名著です

親の生き方が、子を苦しめている 子供にとって親は神的全能な存在。だから例えば毒親でも未熟な親でも「自分は役に立っているか」「必要とされているか」と子供たちは健気に親の期待に応えようとする。精神医学の入門書として多くの方に読んでほしい一冊です。

「私は私になっていく」痴呆とダンスを クリスティーン・ブライデンさんの名著をご紹介

認知症になることは、自分を失い、アイデンティティが将来持てなくなること・・・ そのような恐怖感を、誰もが持っているように思います。必死で防御するより、なってもある程度対処できるように準備してみては? 現実的におすすめの適書です。

「わかる」とはどういうことか 認識の脳科学 山鳥重先生による懇切丁寧な書

私たちはどんな時に「あ、わかった!」「腑に落ちた」逆に「わけわからん」「何が言いたいねん!」と感じるのか。医学博士というのは、こんなにも高度な方法で、でも平易に理解しやすく、そのシステムを説明できる人種なのですね。凄く興味深い本でした。

一家に一冊ぜひ置いてほしい「いのちを呼びさますもの」稲葉俊郎先生のご本。

赤いハードカバーに金文字。なんて高級感あふれる本だ、という印象は、中身を読むと、実にふさわしい装丁だと、深く納得がいくはずです。医師の手による著書の中でも、これはピカイチというか随一と言いたい。必読、いや必買ですね。

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

明日からマスクが解放というタイミングで、この「ネガティブ・ケイパビリティ」を紹介するのは、なかなか意義深いことと感じています。早急な結論や過激な意見に飛びつかず、急がず焦らず耐えていく力を養う。コロナ禍の現代に必読と言っても過言ではありません。