ニッポンは地球を救うか滅ぼすか?

SDGs とエシカルを標榜し、ミドル世代が壊してしまったと思える地球環境を、少しでも改善していくために、私にできることは何かを、年頭から考えております。2022年がコロナに打ち勝つ年にするには、人々が世界的な問題に真剣に取り組むことが必要と、私なりに想像しています。

NEW私のショートカット思考

語学に王道なし! は私の金言。これだけ覚えれば大丈夫、などという文言をよく見かけますが、ちゃんとコミュニケーションを取れる語学力を身につけるには、地道な努力しかないと実感しています。そんな私の「ショートカット思考」って?

西加奈子さんのエッセイにして闘病記。迫真の文章が胸に刺さります。

日本の看護師は甘やかして患者を王様扱いしてくれる。カナダでは決して甘やかされず、患者と看護師は対等。すると、本来は重病なのに、まるでちょっと風邪ひいた? みたいな気分でいられる。そんな日本と海外の入院事情の違いなど、勉強になるネタが山盛りです。

一流ホテルの接客技術で介護の心得を学ぶ「祖母姫、ロンドンへ行く!」

旅行記とかエッセイとか、そんな軟弱なジャンルで一括りにしたくない、なんとも贅沢な本です。なにしろ大笑いできて、しかもよく読めば、勉強になるネタがゴロゴロ転がっています。一流の場所で働く方々は、不断の努力を惜しまない。これ、永遠の真実です。

純文学とは? 津村記久子さんの「水車小屋のネネ」でエンタメとの違いを考えてみたい。

誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ この言葉を、今、スマホに見入っている、特に多くの若者たちの耳元でささやきたい。理佐と律という姉妹が、ある町で始めた生活で、周囲の信頼を築き、影響し、広がっていくさまが、絵巻物のようなやさしい語りで、心に染み入ってきます。

「母親らしさ」という固定観念を覆す良書「ムスコ物語」byヤマザキマリ

人間を特別なものとして捉えない。なんだか究極の悟りのような境地に至っていらっしゃるヤマザキマリさんの子育てエッセイ。シングルマザーになる事実を受け入れ、というか果敢にチャレンジしていったような壮絶(読者は悶絶)なエピソードの数々。面白くてためになる本です。

斎藤幸平先生「マルクス解体」拝読いたしました。

大学での専攻が経済学科で良かったと、久しぶりに思える本でした。斎藤先生の理知的で示唆と洞察に満ちた学術書。英語版が先行出版されているそうなので、MEGAの陣営が先にこの本に目を通して、今の間違った歯車の向きを正す方に動き出していてほしいと、切に願ってやみません。

豪華な2人の医師の対談「医者の話を鵜呑みにするな」鎌田實先生&和田秀樹先生

アメリカの薬品メーカーが、大量に薬を買ってくれるように、日本の医師を抱き込んで、日本人シニアを不健康に導いている。極端ですが、わかりやすく言うと、そういうことかなと思える現実。でも鎌田實先生と和田秀樹先生は、真っ当な診断・診察です。間違いない。