動物学者の初小説が絶品「ザリガニの鳴くところ」

湿地の少女。名はカイア。

6歳の時から、たった一人で生き抜かなければならなくなった女の子が、いろんな意味で成長していく物語。

壮大です。胸に沁みます。

女というジェンダーのやるせなさや、貧しいという社会層に属するがために受ける偏見。

著者が動物学者なので、その自然描写が圧巻です。

テイトという少年がいてくれて、カイアも読者も救われます。

全米が感動したベストセラー。日本でも、もっともっと読まれてほしい本です。