Book一覧

岸惠子自伝 女優・国際ジャーナリストの芳醇なエッセイ風自叙伝。

戦争体験、女優デビュー、人気絶頂期に国際結婚し日本を脱出、フランス人夫との日々、娘との関わり、一流文化人との華やかな交流・・・波乱万丈が服を着て歩いているような、しかもその当人がすこぶるつきの美女となれば、もう興味は尽きません。名著です。

「塞王の楯」男のロマンが匂い立つ職人たちの戦国小説

戦国時代、城。2つの、男の人にとっての大好物が、みごとに結実した歴史小説。どこまでがフィクションで、どの辺りが史実に基づいているのか、歴史音痴の私には皆目わからず、ただもう楽しく読書に没頭しました。女だって関ケ原や天守閣は好きです。面白かった~

「デジタル・ファシズム」堤未果著。特に教育分野の方、必読です。

スーパーシティ、デジタル給与、オンライン教育。便利かもしれません。でも危険なんです。マイナポイント最大2万円に心惹かれている方、ちょっと待ってください。あなたの行動が逐一監視される生活を望んでいますか? 人間らしく生きるために必読の本なんです。

なぜ日本では略奪も暴動もおきないのか? 犯罪の世間学がひも解きます。

略奪や暴動をおこさず、おきたとしてもそれに厳しい目を向ける日本人。その感性を作り出す独特の秩序である「世間」。空気を読む、既読スルー、同調圧力など、「世間」という日本人にとってのあたりまえを今一度掘り下げて言語化したのがこの本。勉強になります。

芝園団地に住んでいます-外国人との共生について

日本人と外国人が同じ場所に暮らす時、何が起きるのか。住民にはどんな感情が生まれるのか。そこで起きること、芽生える感情に対して、どうすればいいのか。そんなことを問いかけながら、芝園団地で暮らす一人の住民の記録。リアルなルポです。