『このミステリーがすごい!』大賞受賞作-元彼の遺言状
奇妙な遺言状を巡って、オカネ好きの敏腕女性弁護士が活躍する、わくわくドキドキのミステリー。脱線して、私が昔たずさわった生保の営業についても綴っています。麗子という名前には、強烈なキャラが宿るようです。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
奇妙な遺言状を巡って、オカネ好きの敏腕女性弁護士が活躍する、わくわくドキドキのミステリー。脱線して、私が昔たずさわった生保の営業についても綴っています。麗子という名前には、強烈なキャラが宿るようです。
今、話題の林真理子さんの「小説8050(ハチマルゴーマル)」を読み終えました。現代社会の問題点をついた力作です。林さんの新たな代表作と言えるでしょう。オススメです。
自称・在日フランス人、ポール・ボネ。既に鬼籍に入られた方の長いシリーズをピックアップして読み返しました。日本を礼賛したり、こきおろしたり。かなりスルドイ視点で、古い本ながら、今でも当てはまる指摘が結構あります。
宇宙飛行士オタクの著者・向井万起男氏は、あの向井千秋さんの配偶者。立派な病理医師であられますが、最大の肩書が「宇宙飛行士の亭主」であることを潔く自認していらっしゃいます。壮大なスケールで展開するユーモアとロマンあふれる人間賛歌をぜひお読みください。
一瞬にして帝都を地獄に変えた関東大震災。横浜刑務所の強固な外壁さえ全壊し、さらに直後に発生した大規模火災が迫る。その渦中に絆を結んだ人々の奇跡の物語。感涙ものです。
真実を語ることをなにより大切にするアメリカ合衆国副大統領、カマラ・ハリス氏。数々の厄介な問題にデータ主導の全体論的アプローチで臨み、賢明な解決方法を見出していく。次期大統領の風格が見え隠れする彼女の政治手腕をぜひ読み取ってほしいものです。
アルピニスト・山野井泰史氏のヒマラヤ登山(正確にはギャチュンカン)の克明な記録を書き綴った「凍」。日本社会党委員長・浅沼稲次郎と彼を刺殺した山口二矢のドキュメント「テロルの決算」。どちらもノンフィクションの傑作です。
日本語が巧すぎる盲目のスーダン人が、聞き、嗅ぎ、味わい、感じた日本を描く、前代未聞の面白エッセイ。ひょんなことから19歳で来日。言葉も文化も初めて尽くしの中、様々なピンチに見舞われながらもオヤジギャグまで使いこなすまでになった著者。読んで損はありません。
殺人の濡れ衣を着せられた元自衛隊員が、政府が秘密裏に構築する巨大監視網をかいくぐり、闇を暴きだす。「震える牛」を凌ぐ著者渾身の傑作です。時間に余裕がある時にお読みください。止まらなくなります。
副題 イ・ジュンソプと山本方子の百年。運命に引き裂かれた朝鮮人画家と日本人女性の一途な愛。夭逝する人にありがちな心の繊細さが、日本人の「薄幸好き」を刺激するかも。方子(まさこ)さんの前向きな生き方は、見習うに十分値します。興味い本です。