スイスでスキー!

友人がスキー好きの私のためにと買ってくれたツリー用のフィギア

これは自慢ではありません。ヨーロッパに住んでいて、スキーが好きな人は、きっと体験することです。勘繰らずにお読みいただければ幸いです。

1度目は日本人用のバスツアーでグリンデルバルトに行きました。ここはゲレンデが「スキー用」「スノーボード用」「そり用」と分かれているのが特徴です。それぞれの目的に合った幅や斜度、表面の起伏になっていて、事故が少なくなるように工夫されていました。

私たちが到着した日は、あいにく霧が濃い日で、ゲレンデの案内板が見えず、私は間違って「そり用」のゲレンデに迷い込んでしまいました。幅の狭いジェットコースターが滑っていきそうなコースです。切り返しができないので、直滑降で滑りだしたら、ものすごいスピードが出てしまい、思いっきりひっくり返って、新雪の積もっているコース外にこけ落ちました。

スキー板とストックが4か所バラバラに。人間ブルドーザーになって、4本のレンタルスキーグッズを半泣きになりながら探しました。みつかった時は本当に安堵しましたね。まあ、それはそれで《いい思い出》です。

2度目はスキーヤー憧れの地、ツェルマット。ここのゲレンデは《広大》です。日券を買うと、リフトやゴンドラはもちろん、ロープウェイやゲレンデのふもとのバスまで乗れます。とにかくスケールがドでかい。ただしクレパスがあるので、初日は地元のスキーヤーに危険な場所を教えてもらう必要があります。クレパスに落ちたら最期、救い出されません。

ツェルマットの頂上はイタリアとスイスの国境もあり、山頂のレストランではパスタ料理が楽しめます。但し、標高が3000mを超えているため、お湯が100度にならずに沸騰してしまうので、茹で加減がいまいちでした。

ツェルマットのスキーで注意しなければならない、もう1点が「高山病」。こけてしまって、スキー板が外れて、自分より上方にある。こんな場合、ゆっくり登らないと酸欠で貧血を起こしてしまうのです。高山病を回避するキャンディーというのもありました。

あと、ツェルマットでは、下山の時間を考えて滑らないと、山の上に取り残されてしまいます。とにかく巨大なんです。滑りがうまい(速い)方なら、問題ないかもしれませんが。

まあ、そんなわけで、ご参考になれば幸甚でございます。