
スーダン人の日本語力に脱帽しました。
日本語が巧すぎる盲目のスーダン人が、聞き、嗅ぎ、味わい、感じた日本を描く、前代未聞の面白エッセイ。ひょんなことから19歳で来日。言葉も文化も初めて尽くしの中、様々なピンチに見舞われながらもオヤジギャグまで使いこなすまでになった著者。読んで損はありません。
日本語が巧すぎる盲目のスーダン人が、聞き、嗅ぎ、味わい、感じた日本を描く、前代未聞の面白エッセイ。ひょんなことから19歳で来日。言葉も文化も初めて尽くしの中、様々なピンチに見舞われながらもオヤジギャグまで使いこなすまでになった著者。読んで損はありません。
殺人の濡れ衣を着せられた元自衛隊員が、政府が秘密裏に構築する巨大監視網をかいくぐり、闇を暴きだす。「震える牛」を凌ぐ著者渾身の傑作です。時間に余裕がある時にお読みください。止まらなくなります。
気候変動、コロナ禍・・・。文明崩壊の危機に唯一の解決策は「潤沢な脱成長経済」です。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥ってしまいます。それを阻止するためには、資本主義の際限なき利潤追求を止めなければなりません。
スーダンからやってきた全盲の青年は、どうやって日本語を身につけたのか。見えないということは、メモをとることもできない、つまり丸ごと覚えるしかない、ということですよね。並外れた記憶力で日本語を覚えた《学習奮闘記》です。
副題 イ・ジュンソプと山本方子の百年。運命に引き裂かれた朝鮮人画家と日本人女性の一途な愛。夭逝する人にありがちな心の繊細さが、日本人の「薄幸好き」を刺激するかも。方子(まさこ)さんの前向きな生き方は、見習うに十分値します。興味い本です。
「嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名 サヨナライツカ」 ホストというお仕事、見た目が良いだけでは務まらない、というのは想像に難くありません。31文字に込められた奥意を味わって、彼らの本音に触れてみてください。
いけずな町・京都に飛び込んだアフリカ人学者が、悪戦苦闘の30年を経て著した、渾身の一冊。読了後、何が何でもサコさんとお知り合いになりたい!と、焦がれる気持ちになりました。まずはサンデーステーションを拝見させていただきます。
星野富弘氏の味わいのある花の絵と、そこに添えられた滋味深い短文に秘められた、気の遠くなるような工程と、ゆるぎない信仰心。この本が何度も再販され、何世代にもわたって読まれているという事実に安心し、この先も続いていってほしいと切に願って、ここにご紹介します。
言質をとられるとか失言とか、炎上を起こして平謝りなど、発言には気をつけなければ最近のネット社会はコワイです。でも、素晴らしいスピーチには社会を変える力がある。言霊の大切さを気づかせてくれる素敵な小説です。
日本のものづくりの愛しさと本質を作家の目で伝える名著です。エストロラボ、グリコピア神戸、桑野造船、五十畑工業、山口硝子、北星鉛筆。それぞれの工場で働く職人さんたちの愛情を感じ取ってください。