「花散る里の病棟」帚木蓬生著、必読書です!

現役の医師が書く小説。私の好きな分野ですが、これほどまでの名作を半年近く(初版が2022年4月25日)読まなかったのは痛恨の極みです。いやもう、ホントに素晴らしかった。

今日はエリザベス女王の国葬の日。これはもう、世界が認める偉大な君主でしたから。

でも、安部元総理の国葬は断固反対です。日本政府が体面のみで愚政を行っていることが、この「花散る里の病棟」の最終話《パンデミック 2019-21年》にも端的に表現されています。

安部氏が行ったコロナ対策の・マスク配布と・一斉休校が、医療現場の士気をどれだけ下げ、混乱を増幅したか。GOTOトラベルが感染者の拡散をいかに押し上げたか。外交下手がワクチン入手をどれほど後手後手に廻してしまったか。

なんだかもう、日本国民でいることが情けない。これはもう、政治家ならぬ政治屋ばかりを選挙で選んでいる私たちにも責任があるのでしょう。

情報ソースを確認し、正しいインフォメーションに従う。当たり前のことを手抜きしているから、強欲な権力者のみに利権が集中し、まっとうなその他大勢の小市民が割を食うという結果になっている。

この本は、もうゼッタイに読んでほしい。特に《パンデミック》は政治家諸氏にコピーして【重要】のスタンプを捺して配布したいです。

台風14号が通過したようで、平穏な日常が戻ることを願いつつ。。。(東北地方の方、どうか乗り切ってください)