「本心」平野啓一郎 小説の神髄をみせてくれる作品です。
愛する人の本当の心を、あなたは知っていますか? 吉本ばななさんの書評「常に冷静に全てを観察している賢い主人公の感情が、優しく大きく揺れるたび、涙せずにはいられない」がこの長編の本髄を十分表現しています。名作です。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
愛する人の本当の心を、あなたは知っていますか? 吉本ばななさんの書評「常に冷静に全てを観察している賢い主人公の感情が、優しく大きく揺れるたび、涙せずにはいられない」がこの長編の本髄を十分表現しています。名作です。
その階段を下りると、希望の扉が待っている。駅前の寂れた通りの地下にあるスナック。そこのオーナー兼ママは身長2mを超えるマッチョなオカマ。客の顔ぶれも個性的で、二癖も三癖もありそうな面々ばかり。さあ、読みたくなってきましたね。
旅行目的地ランキングで不動の1位を獲得し続けている「パリ」。誰もが憧れるフランスの首都で、おしゃれなおじさんを見つけては、片っ端からインタビューしまくって作られたこの本は、味のあるイラストと共に、目も心も癒してくれます。
ガラス製品。脆くて、同じものは一つもない。SDGs にもかなった、私の好きな素材の一つです。ガラス工房を経営する兄妹の痛くて切ないやりとりが、読んだあと、愛おしさに変わります。寺地はるなさんの新たな感動作をぜひ。
珊瑚を巡る壮大なロマンと、社会問題を正面から扱った小説。どちらも初版が一昔以上前ですが、今も色あせていません。本のタイトルが誤解を生んだ話なども綴ってみました。
箱根駅伝が始まる前に、この本のブログを仕上げたい。と、少し無謀なことを考えてしまいました。清瀬さん(登場人物)のような人に手のひらで転がされて、私も一流の何かを目指したい。でも、走るのは勘弁してください。マラソンは苦手なんです。
二人の天才、山中伸弥さんと藤井聡太さん。AI の先端に違う形で携わる二人の対談が1冊にまとまりました。もちろん AI だけでなく、あらゆる可能性に挑戦する姿が、とても分かりやすい表現で書かれています。金言盛沢山の対談集です。
マルチ商法にはまるタイプは、承認欲求が強いようです。自分に自信がない人にオススメするのは、耳タコかもしれませんが「読書」です。きちんと善悪や正しいか誤りかが判断できる力は、知識と経験で身につきます。自信がないなら、それがある人に訊いて確認すること。悪徳商法には十分気をつけてください。
とても薄く、あっという間に読めそうな本ですが、じっくりかみしめるように、ゆっくり味わって読みたい、素敵なお話ばかりです。子どもにも大人にも強く推薦したい、超優良書です。
過去と未来が現在で出会う。小説ならではのイマジネーションの世界が青少年を主人公にスパークします。「どうなってもいい。もう一度会いたい!」若者の一途な恋慕、いいですね。文学で青春しましょう。1冊だけでも2冊共でも楽しめます。