星野富弘氏の愛に触れ、宗教を考える。
星野富弘氏の味わいのある花の絵と、そこに添えられた滋味深い短文に秘められた、気の遠くなるような工程と、ゆるぎない信仰心。この本が何度も再販され、何世代にもわたって読まれているという事実に安心し、この先も続いていってほしいと切に願って、ここにご紹介します。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
星野富弘氏の味わいのある花の絵と、そこに添えられた滋味深い短文に秘められた、気の遠くなるような工程と、ゆるぎない信仰心。この本が何度も再販され、何世代にもわたって読まれているという事実に安心し、この先も続いていってほしいと切に願って、ここにご紹介します。
宗教を作る話と、宗教にはまる話。どちらも興味深いテーマです。マルチ商法とか投資詐欺など、お金に執着する人の末路は、あまりみっともいいもんじゃありません。万人がささやかな幸せで満足するユートピア。夢でしかないのでしょうか。
苦しい時の神頼みとか、大晦日から元旦にかけての一般的な日本人の行動。曰く仏教の除夜の鐘を撞いたその足で、神道の初詣に出かける。そう、日本人は宗教に関しては、とても柔軟です。
私が密かに21世紀の天才歴史学者と呼んでいる、氏の3作目にして、私の新しいバイブル。読むのはなかなかハードですが、絶対に報われる、興味深さ満点の1冊です。