2023年05月一覧

「認知症のわたしから、10代のあなたへ」ジュニスタの素敵な本です!

認知症の方は、日本に600万人以上いると言われています。認知症の人も、そうでない人も、誰もが暮らしやすい社会を作るには? まずは、先入観というか「偏見」がありませんか? ありそう・・・という人に、ぜひ推薦したい1冊。読みやすいです。

校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール 世田谷区立桜丘中学校にて

学校の当たり前をやめ、生徒全員が楽しい学校を目指し、中学校を大転換した勇気ある校長先生。ドラマのような話が実話であるということに感動を覚えます。きっと今でいう大炎上的なクレームがあったでしょうに、西郷校長は矢面に立たれて丁寧に対応されたのでは? 必読書です。

職人の手仕事の素晴らしさを読む「京の大工棟梁と七人の職人衆」

家造り、庭造りの八人の職人が語る「日本文化」の粋さ奥深さ。今は積み木ブロックとパネルの組み合わせで、お手軽に住宅が出来上がっていきます。それはそれで「経済第一」という思想には合致しているのでしょうが、果たしてそれでいいのか。読んで考えてみてください。

ベルギー発 フルカラーコミック「わたしを忘れないで」胸に染み入る名作です!

認知症。おそらく全人類がそこはかとない恐怖を、この三つの漢字に抱いているのではないでしょうか。自分の家族や、やがて自分自身にも長生きすれば必ず訪れる「老い」。幸せに年を重ねること、老境を過ごすことの大切さを、教えてくれるコミックです。

2023年本屋大賞9位「川のほとりに立つ者は」私はイチオシなんですけど

帯にある書店員さんの声が、この本の素晴らしさを物語っています。引用します。「言葉にできない思い」を言語化して見せてくれるのが寺地さんの作品だ。傷ついた心を掬い上げてくれる。/寺地さんの作品はなぜこんなに私の心を刺すのだろう。自分の中の何かが変わったのではないかと思う。

ビジョンとともに働くことの大切さを読む

「日本の工芸を元気にする」というビジョンで中川政七商店を一流の組織に発展させた中川淳氏。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者・山口周氏。このお二人の、いきいきとした魅力あふれる対談がまとめられた一冊。興味津々ですよ。