今年の私的重大ニュース、一万円選書当選!

いわた書店から届いた本、ブックカバー、袋

私のプロフィール欄の「岩田店長」という人物に覚えのある方なら、このタイトルに嫉妬されるかもしれません。ご存知ない方のために、ご説明いたしましょう。 

北海道砂川市にある「いわた書店」。その店長である岩田徹氏が編み出した、本好きにはたまらない企画。それが「1万円選書」です。一定の応募期間に応募した読書好きの方から、毎月抽選で数名の方が当選します。当選者の方には「カルテ」が送られます。これが岩田店長オリジナルのアイデアで、今まで読んだ本の中で、印象に残っている本を20冊選ぶこと(必ず20冊限定です。選ぶのは結構大変です)、人生で一番シアワセだったことや辛かったこと、などなどを書くようになっています。返送すると、店長自ら、その当選者の趣味・思考・嗜好などを熟考してくださり、1万円分の本(既刊があれば文庫が中心、お財布にもやさしい・・・)を選んでくださる。究極のブックソムリエと言われています。セレクトされた本のリストが送られてくると、既読がないかチェックし、最終的には今まで読んだことのない本が、おおよそ10冊以上、宅配便で届けられます。

NHKのプロフェッショナルというドキュメントで取り上げられて、人気がヒートアップし、毎年多数の応募がある、読書好き垂涎の的に、なんと私は初応募で当選してしまったのです!

写真の本は、私に届いた1万円選書のうちの1冊です。「松本サリン事件と河野義之さん」(本題は”高いところに心をおく”)などは、涙なしには読めませんでした。

私が泣いたり、笑ったり、面白がったり、感動したりする「ツボ」をピッタリ突いてくる選書で、もう、”ハハア、おそれいりました <m(__)m> ”という状態。岩田店長の読書量に比べたら、私のそれなんぞ、足元にも及びません。ベストセラーは放っておいても宣伝でどんどん売れるから、注目を浴びていない隠れた名作にスポットライトをあてるのが、岩田店長のモットーのようで、ミーハーな私の読書傾向では、アンテナにかからない本が、見事に選びだされていました。

セレクトしていただいた本は、またおいおいご紹介していこうと考えております。写真がヘタで申し訳ないですね。「私たちは 幸せになるために 生まれてきた」朴慶南著。気持ちがすさんでいる時などに、この本を開くと、心に潤いが与えられます。

図書館が2週間クローズという、私にとっては悪夢のような時期に、ちょうど北海道から小包が届き、シアワセな時間を過ごすことができたことをご報告して、私の今年の”自慢”(です)を終わりたいと思います。