「蜜蜂と遠雷」言葉と映像と音楽と。

今朝の新聞のテレビ欄をざっと目を通したら、BSプレミアム13時からの「蜜蜂と遠雷」を運良く見つけました。

恩田陸さんの直木賞・本屋大賞をダブルで受賞した、名作中の名作。

筋を知ってる映画に金など出せん。と、映画館には行きませんでしたが、あの、素晴らしい音の世界を、どうやって実際にフィルムで表したんだろうと、興味は十二分に持っていたのです。

今日は午前中で仕事が終わるから、昼食をチャチャチャと食べたら、テレビの前に座れそう。もうすぐ着ていく着物用の襦袢の半襟を縫い付ける作業をしながら、ゆっくり楽しむことにしよう。

というわけで、至福の時間が終わりました。

いや、さすがに小説をまんま映像+音にするのはありえない、と思ってはおりましたが、脚本家が上手かったのか、監督が良かったのか、とても満足できる作品でした。

第二次予選の「春と修羅」、本選のコンチェルトと、2つの聴かせどころをきちんとおさえ、その上で、原作にはないオリジナルミニストーリーを効果的に挟み、コンクールよりも人間模様を描ききった、魅力的な映画でした。

俳優陣がまたチャーミングでしたね。森崎ウィン君の王子ぶりが素敵。風間塵役にはぜひキュートなコを♡と渇望しておりましたが、鈴鹿央士君、眼福もののカワイさ! おばさんの目は釘付けでした。

松岡茉優さんの栄伝亜夜役もお見事にはまっていて、感情移入するする状態。

面白かった(o^―^o)で~す

言葉は音・色・味など五感の想像力を際限なく掻き立てる、魔力のある手段。

人を騙すなどの悪事にではなく、良い夢を見てハッピーになれるような、善のために有効に使いたいものですね。