私が危険視しているスマートフォンの怖さを、理論的に科学的に説明し、尚且つ賢い対処法までクリアに教えてくれている、画期的な本がこれ「スマホ脳」です。
スウェーデン人のアンデシュ・ハンセンさん。精神科医である彼のもとには、スマホがネットと繋がって利用できるようになった頃から、若者の精神不調が急増し、睡眠導入剤の処方を希望する患者が絶えなくなったと、データベースで報告してくださっています。
スマホ依存とかスマホは最新のドラッグであるとか、分かっているのに手放せなくなっている現代人。特に若者!
原子爆弾の原理を考えたアインシュタインや開発を先導したオッペンハイマーは、後に激しく後悔していますが、スマホの開発者も「大変なものを作ってしまった」という自責の念があるようです。
スティーブ・ジョブズが我が子たちにスマホを持たせなかったのは、今や有名なエピソード。
睡眠障害、うつ、記憶力や集中力・学力の低下、依存・・・・・
少しでも気になる兆候があったら、デジタル・デバイスから離れる、という習慣を持ってみましょう。
便利という「手抜き」にうつつをぬかすと、とても大きなしっぺ返しが待っています。
体を動かすこと、自分で考えること、機械に頼らないこと。ず~と、そうしろ、というわけではありません。時々、例えば《紙にペンで自分が思っていることを集中して書く。わからない言葉は紙の辞書を引いて調べる》という時間を持ってみてはいかがでしょう? あるいは、車を使わず《歩いて》買い物に行く。
私はスマホの便利さに感謝しています。冷房の効いた車で移動できることを、ありがたいなあ、と感じています。そんなちょっとした気づきや振り返りをするだけでも、日頃のストレスを遠ざける良いキッカケを産んでくれると信じています。
あいかわらず説教臭いブログであいすみません。でも「スマホ脳」は、人生のバイブル、になる1冊。必読です。