運を引き寄せるハウツーものを読むより、これ1冊「そして、ぼくは旅に出た。」大竹英洋著
ネイチャーフォトグラファーに憧れ、目標になる人物を見つけて異国まで逢いに行き、着実に夢を叶えていく行程。もちろん平板ではありませんが、ここまで幸運を引き寄せる磁力を持っているということは、きっと魅力溢れる方なのでしょうね。大竹英洋さん。ぜひお会いしてみたいです。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
ネイチャーフォトグラファーに憧れ、目標になる人物を見つけて異国まで逢いに行き、着実に夢を叶えていく行程。もちろん平板ではありませんが、ここまで幸運を引き寄せる磁力を持っているということは、きっと魅力溢れる方なのでしょうね。大竹英洋さん。ぜひお会いしてみたいです。
格差社会の中で、自分には生きる価値がないと思わされている人たちが増えている現代。パワハラで鬱病や、酷いケースでは自殺にまで追い込まれ、一方一部の勝ち組は、尊大にふんぞり返り、弱者を顧みません。混迷の時代に「人間を見直す」ための一冊です。
高二の時に父親が在日コリアン二世だと知って以来、家族とは何か、という命題を軸に、フォトジャーナリストとして精力的に活動をされている安田菜津紀さん。貧困や災害、紛争下で生きる人々への取材を通じて、世の中の根深い「偏見」と闘っている、勇気ある女性です。
経済発展妄信が能登の地震による被災者支援の足かせになっているように、ここ最近、強く思うようになりました。本多勝一氏の、この命を賭して書き、世に送りだした極上の書籍は、極限状態とも言える状況にある被災地を慮る重要な一助になると、私は信じております。
秋田県能代市の「のしろ日本語学習会」で聖母さまのような存在の北川裕子先生。こんな素晴らしい日本語講師のもとで日本語を勉強できれば、どんなに様々な境遇の外国人の方々も、きっとハッピーな日本生活が送れるようになるでしょう。
旧文体で書かれた小説を読むのは、もっともどかしいかと思っていましたが、わりとすんなり読めました。内容も古めかしくなく、無教養の私にはよく分からない古典の新説?があり、最後まで楽しめました。ドイツ語の新正書法にも触れています。
環境や道具類は目まぐるしい進歩・発展を遂げましたが、私たち人類の脳と身体は、生物学的にはまだサバンナにいます。だから、そのギャップで、私たちの精神は疲弊し、気付かずに酷使し続けることで、病気や望ましくない老化に陥るのです。
訪日観光客が本当に知りたがっている日本とは。日本文化・日本のくらしを英語で話せたら、ステキだと思いませんか? 自分で読むのが大変そうなら、英語が理解可能な外国人にプレゼントしても喜ばれそうな本です。
まるで「話を聞いてもらった」かのような不思議な読後感に満たされる、超具体的で実践的な良書。豊富な臨床体験を基に導き出された分かりやすいテクニックは、ちゃんと普通にできるようなちょっとしたコトです。「聞く」の不全が席巻している今こそオススメです。
廃嫡を噂される若君と、後ろ盾のない小姓。二人の闘いには、表立った味方がいません。吉宗や大岡越前といった今も知られているヒーローたちが脇を固めていますが、長福丸と兵庫の純粋な結びつきは、読者の涙を誘わずにはいられません。