「ルポ 誰が国語力を殺すのか」石井光太著 恐ろしい現実が綴られています。
子供たちの言葉を奪う社会の病理。失われた国語力を再生できるか? 具体的な方法は? 既に取り組んでいる良心的な学校はどこ? 大事な「言葉」について真剣に考えさせてくれる渾身のルポタージュ。これはもうゼッタイ読むべきです。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
子供たちの言葉を奪う社会の病理。失われた国語力を再生できるか? 具体的な方法は? 既に取り組んでいる良心的な学校はどこ? 大事な「言葉」について真剣に考えさせてくれる渾身のルポタージュ。これはもうゼッタイ読むべきです。
14歳のヤングケアラーの小説は、ブレイディみかこさんが実際に目にした、限りなくリアルに近い創作なのでしょう。おそらく著者は、大評判になった「ぼくはホワイト・・・」より、こちらの世界を世に問い、訴え、変えたい、というのが本音ではないかと想像します。
辺境ノンフィクション作家の超ド級語学体験記! 語学上達のヒントというより、自分の目標・夢・野望を叶えるための心構え、みたいなものが伝わってくる、面白くてためになる1冊です。リンガラ語のテキストを自作されたなど、著者は天才に限りなく近い秀才です。
住み慣れた東京石神井から博多湾に浮かぶ離島・能古島へ。事件にぶつかりながらも笑顔でかわし、自家菜園で採れる収穫物を愛でながら、いそいそとキッチンに立つハルコさん。老後の指南役に手元に置いておきたい、素敵な本です。
1回きりの人生。行きたいところに行って、見たいものを見て、食べたいものを食べる! 団体旅行に一人参加し、オトナな自分仕様の旅をエンジョイする。いいですねえ。コロナ禍がおさまったら、たくさんの人に勧めたいです。
40歳を目前にして、人生のリセットと家族のリフォームを思い立った著者が、1年間の大休暇を宣言して、日本を脱出。美しい自然と豊かな伝統と古き良き価値観が当時もまだ残っていた、アメリカ/イースト・ハンプトンで母子4人が過ごした、幸せな日々の物語です。
挫折した人ばかり、チーム編成ギリギリの9人が集まってできた、草野球チーム。監督兼選手はかつて高校野球の花形選手として名を馳せた、でも今は引きこもりからやっとフリーターになった、かなり肥満気味の巨漢。そんな主人公を中心に、スポーツドラマが展開されます。
死刑が必要だという心情は、実は時代劇やヒーローものによって操作された感情かもしれません。犯罪を犯さざるを得なかった被告の生い立ちを慮り、犯罪そのものを根絶する社会の必要性が、この本では静かに訥々と語られています。
「お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう」。本の話。いいですね。明日・秋分の日は、母と電車で京都へお墓参りに行きます・車中で読む本は、既に準備OK。次回も、その次も、その次の次も、違う本をテーマにたくさんお喋りできますように。
九州で四代百年続く「医者の家」を描いた、心打たれる【名作】です。町医者、なんとステキな響きでしょう。大病院で難しい手術をこなす医師の権威も、もちろんご立派です。でも、日常の生活習慣を正し、庶民の健康を守る・町医者・の存在感、大事です。