
小川洋子さんの名品再発見「科学の扉をノックする」
面白そうだけどなんだか難しそう・・・な科学のオハナシを懇切丁寧な大人向けの読みものにしてくださった小川洋子さんに感謝。ジャンルやその分野のオーソリティのセレクトもお見事。楽しく読めて、地球にも優しくなれそう。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
面白そうだけどなんだか難しそう・・・な科学のオハナシを懇切丁寧な大人向けの読みものにしてくださった小川洋子さんに感謝。ジャンルやその分野のオーソリティのセレクトもお見事。楽しく読めて、地球にも優しくなれそう。
留学したアメリカで孤独な境遇に悩む主人公。真面目ゆえに陥る負のスパイラルから救い出してくれたのは、サード・キッチンの仲間との出会いでした。さてどんな食堂か。それは読んでのお楽しみ。勇気を出すことの大切さ、努力は必ず報われると信じられる、素敵な物語です。
「自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」という副題がついている本書。認知症の本質は「今までの暮らしができなくなること」だといいます。啓蒙活動が必要だと、改めて考えさせる1冊です。
ある住宅地に暮らす人々の目線で進む群像劇。登場人物の書き分けが絶妙で、さすが芥川賞作家、名人だなあと感じ入りました。読書の秋に、読後感があったかい名品をどうぞ。
奇妙な遺言状を巡って、オカネ好きの敏腕女性弁護士が活躍する、わくわくドキドキのミステリー。脱線して、私が昔たずさわった生保の営業についても綴っています。麗子という名前には、強烈なキャラが宿るようです。
今、話題の林真理子さんの「小説8050(ハチマルゴーマル)」を読み終えました。現代社会の問題点をついた力作です。林さんの新たな代表作と言えるでしょう。オススメです。
自称・在日フランス人、ポール・ボネ。既に鬼籍に入られた方の長いシリーズをピックアップして読み返しました。日本を礼賛したり、こきおろしたり。かなりスルドイ視点で、古い本ながら、今でも当てはまる指摘が結構あります。
宇宙飛行士オタクの著者・向井万起男氏は、あの向井千秋さんの配偶者。立派な病理医師であられますが、最大の肩書が「宇宙飛行士の亭主」であることを潔く自認していらっしゃいます。壮大なスケールで展開するユーモアとロマンあふれる人間賛歌をぜひお読みください。
一瞬にして帝都を地獄に変えた関東大震災。横浜刑務所の強固な外壁さえ全壊し、さらに直後に発生した大規模火災が迫る。その渦中に絆を結んだ人々の奇跡の物語。感涙ものです。
真実を語ることをなにより大切にするアメリカ合衆国副大統領、カマラ・ハリス氏。数々の厄介な問題にデータ主導の全体論的アプローチで臨み、賢明な解決方法を見出していく。次期大統領の風格が見え隠れする彼女の政治手腕をぜひ読み取ってほしいものです。