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ドイツ・ヨーロッパのワイン蘊蓄、嫌味にならないネタ?

自他ともに認める酒呑みのワタクシにとって、ドイツはパラダイスでした。

ビールのことは以前ここにも書きましたし、下手すると水より安いビールは、欠かせない飲み物でしたね。

さて、ドイツワインについて。

最近でこそ、異常気象でブドウ栽培の北限が上昇傾向にありますが、かつてはドイツがワイン用の葡萄を育てる北半球の最果てでした。

赤ワイン用の葡萄は、太陽光をより必要とするため、ドイツワインは白が主流です。リースリングが有名ですね。

温暖なイタリア・南フランス・スペインなどと比較して、ドイツはどうしても涼しい(涼しかった?)ので、ワイン作りに励む農家の方の努力には、とても感心させられました。

私も傾斜の強い葡萄畑でアルバイトをさせてもらった経験があるのですが、かなりの肉体労働。それだけに地元の方々の「ドイツワイン愛」は強かったです。

ただ、平成に世が変わった頃、ヨーロッパも流通に変化が起こり、地産地消だったのが、欧州内のグルメ事情も自由になりました。

私の記憶では、この頃にやたらドイツワインの輸入業者が日本で増えていました。ドイツ白ワインの試飲会・即売会に何度か参加した覚えがあります。

後で知ったのですが、ドイツ人もフランスやイタリア・スペインの赤ワインの美味しさを体験し、ドイツワインの国内消費が減り、余剰分が日本に輸出されたというのが真相だったそうです。

スイスワインやオーストリアワインに日本でお目にかかることは、まずない、と思いますが、両酒はそれぞれの国内で消費される量しか採れないため。ちなみにどちらもとても”美味”です。

これは自慢にとられるかもしれませんが、ドンペリの工場に見学に行ったことがあります。

「シャンペン」はシャンパーニュ地方で正しい製法によって作られた発泡性のワインにのみ付けられる固有名詞、というのは有名ですが、スパークリングワインという一般名詞が長すぎるので、シャンペンが代名詞のようになっている気もします。

で、シャンペンは値崩れしません。というか、させません。シャンパーニュ地方では、葡萄の収穫量を公表せず、プライスを一定水準に保つべく、シャンペンの生産量をしっかり管理しているのだとか。

F1レーサーが優勝すると、ドンペリニョンのマグナムボトルを盛大に泡立てるシーンは有名ですが、このお酒はフランスで買うよりドイツで買う方が安いという、逆転現象が起こっていました。酒税が独仏では違うためで、ドイツ人にアル中が多い原因にもなっているような。

ワインそのものより、周辺情報が多い蘊蓄でしたが、お好みに合えば幸いでございます。