
岸惠子自伝 女優・国際ジャーナリストの芳醇なエッセイ風自叙伝。
戦争体験、女優デビュー、人気絶頂期に国際結婚し日本を脱出、フランス人夫との日々、娘との関わり、一流文化人との華やかな交流・・・波乱万丈が服を着て歩いているような、しかもその当人がすこぶるつきの美女となれば、もう興味は尽きません。名著です。
戦争体験、女優デビュー、人気絶頂期に国際結婚し日本を脱出、フランス人夫との日々、娘との関わり、一流文化人との華やかな交流・・・波乱万丈が服を着て歩いているような、しかもその当人がすこぶるつきの美女となれば、もう興味は尽きません。名著です。
戦国時代、城。2つの、男の人にとっての大好物が、みごとに結実した歴史小説。どこまでがフィクションで、どの辺りが史実に基づいているのか、歴史音痴の私には皆目わからず、ただもう楽しく読書に没頭しました。女だって関ケ原や天守閣は好きです。面白かった~
2022年本屋大賞ノミネート作で、一番読みたかった本をやっと入手しました。仕掛けに満ちた傑作連作短編という帯の言葉は至言。二度読み必至!という文字も偽りなし。上質のアート小説でラブストーリー。うならされますよ。
テレビをあまり観ない私ですが、ラジオは家事をしながら聴けるので、毎日聞き流しています。そんなラジオから紹介された絵本がとても素敵だったので、今回の紹介はキンダーブッフ(Kinderbuch)です。素敵なオハナシでしたwww
スーパーシティ、デジタル給与、オンライン教育。便利かもしれません。でも危険なんです。マイナポイント最大2万円に心惹かれている方、ちょっと待ってください。あなたの行動が逐一監視される生活を望んでいますか? 人間らしく生きるために必読の本なんです。
北上次郎氏「まるで才能の見本市のような作品集だ。ホントにうまい・・・」瀧井朝世氏「・・・期待値は上限に達していたが、それを軽々と突き抜けてしまった」ここまで帯に書かれて、プラチナ本とまで絶賛されて読まなきゃ、活字中毒は名乗れません。
今回はうんちくを並べました。日本語は難しいから、英語を学ぶ分まで脳に隙間がない、と外国語学習から「逃げて」いらっしゃる方。日本語と英語は、文字も文法も語彙も、ことごとく違う言語だから、難しいのは当然なのです。そんなこんなを綴りました。
画鬼・河鍋暁斎を父に持った、娘・暁翠の数奇な人生を描いた一代記。フィクションの部分もあるのでしょうが、史実を丹念に調べたあとが見られます。絵の描けない私には、画家という存在はひたすら尊敬の対象。芸術家の葛藤がひときわ興味を惹きました。
身体の不自由な方が人に迷惑をかけないようになるべく自宅にこもっている、という日本の事実を私はなんとか変えたい! 「こんな夜更けにバナナかよ」や「車椅子からウィンク」も名著ですが、王道はやはりこの「五体不満足」ではないでしょうか。色あせない必読書です。
略奪や暴動をおこさず、おきたとしてもそれに厳しい目を向ける日本人。その感性を作り出す独特の秩序である「世間」。空気を読む、既読スルー、同調圧力など、「世間」という日本人にとってのあたりまえを今一度掘り下げて言語化したのがこの本。勉強になります。