
世界のオザワの訃報に接して
小澤征爾さんに直接お目にかかる機会は、とうとうありませんでした。ただ、在独中にウィーンフィルのニューイヤーコンサートで小澤さんのお茶目なところをテレビ視聴できたのが、唯一素敵な思い出です。
小澤征爾さんに直接お目にかかる機会は、とうとうありませんでした。ただ、在独中にウィーンフィルのニューイヤーコンサートで小澤さんのお茶目なところをテレビ視聴できたのが、唯一素敵な思い出です。
長らくドイツネタから遠ざかっておりましたが、久しぶりに思い出した車の話を綴りました。と言っても、ストライクゾーンからは外れたような、トリビアな事ばかりですが。お楽しみいただければ幸いです。
ネイチャーフォトグラファーに憧れ、目標になる人物を見つけて異国まで逢いに行き、着実に夢を叶えていく行程。もちろん平板ではありませんが、ここまで幸運を引き寄せる磁力を持っているということは、きっと魅力溢れる方なのでしょうね。大竹英洋さん。ぜひお会いしてみたいです。
格差社会の中で、自分には生きる価値がないと思わされている人たちが増えている現代。パワハラで鬱病や、酷いケースでは自殺にまで追い込まれ、一方一部の勝ち組は、尊大にふんぞり返り、弱者を顧みません。混迷の時代に「人間を見直す」ための一冊です。
高二の時に父親が在日コリアン二世だと知って以来、家族とは何か、という命題を軸に、フォトジャーナリストとして精力的に活動をされている安田菜津紀さん。貧困や災害、紛争下で生きる人々への取材を通じて、世の中の根深い「偏見」と闘っている、勇気ある女性です。
経済発展妄信が能登の地震による被災者支援の足かせになっているように、ここ最近、強く思うようになりました。本多勝一氏の、この命を賭して書き、世に送りだした極上の書籍は、極限状態とも言える状況にある被災地を慮る重要な一助になると、私は信じております。
秋田県能代市の「のしろ日本語学習会」で聖母さまのような存在の北川裕子先生。こんな素晴らしい日本語講師のもとで日本語を勉強できれば、どんなに様々な境遇の外国人の方々も、きっとハッピーな日本生活が送れるようになるでしょう。
旧文体で書かれた小説を読むのは、もっともどかしいかと思っていましたが、わりとすんなり読めました。内容も古めかしくなく、無教養の私にはよく分からない古典の新説?があり、最後まで楽しめました。ドイツ語の新正書法にも触れています。
続々と入ってくる緊急地震速報を耳に入れながら、能天気なブログは書けないなと、また説教臭いことを綴ってしまいました。日本語に「しかたないね」という言葉があるのは、地震津波台風はやり過ごすか逃げるしかないことを、雄弁に物語っています。
環境や道具類は目まぐるしい進歩・発展を遂げましたが、私たち人類の脳と身体は、生物学的にはまだサバンナにいます。だから、そのギャップで、私たちの精神は疲弊し、気付かずに酷使し続けることで、病気や望ましくない老化に陥るのです。