映画 Winny 終幕時、あちこちからすすり泣く声が聴こえました。

私も映画が終わって、しばらく涙を止められませんでした。あまり前情報を入れず、ピュアな気持ちで観たので、感動はより増幅された気がします。

いやあ良かった 😢 😢 😢 😢 😢

私がこの映画を観ようと思ったのは、主演が東出昌大さんという起用だったことも、大きな一因です。

私の知る東出さんは、朝ドラの「ごちそうさん」での朴訥な演技。共演した杏さんと結婚され、後にご自身の浮気問題で離婚。世間から徹底的に叩かれたのは、失礼を顧みず申し上げれば、あまり演技力のない俳優が、ルックスの良さだけでいい気になっていたことを指弾されたのだと、受け止めていました。

監督の松本優作氏が主演に東出さんを選ばれた理由は、何だったのか? 世間から爪弾きにされた経験を持つ彼だからこそ出来る演技がある、とか、再起のチャンスをということなのか・・・

とにかく、そんな邪推を吹っ飛ばしてくれる、いい味の【金子勇】がいました。良かった。本当に良かった。

壇俊光氏を演じた三浦貴大さんも、正義を追求する弁護士役がピッタリはまっていて、金子さん壇さんのコンビがスクリーンで見事に踊っていました。

情報社会の根底を「正しく」支えることに尽力されたと言える金子勇さん。その偉大な存在を多くの方に知っていただくために、ぜひ観てほしい逸品です。