ドイツ人とバターの深い関係

バターの見栄えが良くないので、アボカドディップの写真です💦

ドイツの朝ごはんで少し触れましたが、今日はドイツ人がいかにバター(またはマーガリン)が大好きか、ここに綴ってみようと思います。

毎朝パンにたっぷりのバターを塗り、1週間で1パックのバターを食べきるドイツ人。これは以前に書きましたね。他にもクリームチーズとかヌッテラ(チョコレートクリーム)もパンの表面が”しっかり”隠れるくらいコッテリ感抜群の塗り方をするのですが、どうやらそのように味覚が偏って(?)いるような気がします。

ちなみにドイツのバターは「無塩」です。で、ドイツ人(ヨーロッパ全体がそうとも聞きましたが)が春から初夏にかけて楽しむシュパーゲル Spargel ホワイトアスパラ。大体大人の親指くらいの太さで、長さが20cm前後のそれにかけるソースに《バターソース》があるのですが。私があるドイツ人の友人宅に招かれて、一緒にアスパラの皮むきをしながら、ソースの作り方を観察したところ、バターを溶かしただけ! 無塩のバターですよ! どれだけバター味が好きか、想像がつくではありませんか。

そして、このバターによる効用は。ドイツ人は「水温17度で泳ぎます」。この数字はドイツ語の先生が授業で具体的に言ってくれました。例えば、3月のエーゲ海で泳いでいるのは”ドイツ人だけ”。これはギリシャにその季節に出かけた日本人による報告がいくつもあり、ギリシャ人も苦笑していたとか。

デュッセルドルフに住んでいた時、ある暑い日、日本人の友人と湖にピクニックドライブに出かけました。ピザを焼いておいて、冷えた缶ビールを持参(おいおい、ドライバーも飲んでいたぞ)。水上を通った風は心地よく涼しく、気持ちのいいランチタイムを過ごした私たちは、ドイツ人たちが水遊びをしているのが羨ましくなり、とりあえず水温を確認したのですが、《冷たい!》 そう、水温17度は正しかった。

私は密かに「バター襦袢」と名付けました。ドイツ人はバター襦袢を着ていて、水温17度でも泳げる、と。

いかがでしょうか。ドイツ人とバターの関係、面白かったでしょうか。

ちなみにドイツ人の肥満率は日本よりかなり高く、高脂血症で亡くなる方が多いという統計もあります。

まあ、当然ですかね。