天才二人の会話が小気味よい「挑戦」山中伸弥&藤井聡太

パソコンの調子が悪く、専門店にあずけていたため、しばらくブログから遠ざかっておりました。その間に大量の本を仕入れてきたので、年末年始は大好きな読書に没頭できそうです♡ パソコンも復活し、新たな気持ちで綴っていきたいと思います。

さて、その大量仕入れのうちのまず1冊目。山中伸弥さんと藤井聡太さん。二人の天才がお贈りする、なんとも贅沢な対談です。

40歳も若い青年棋士をきちんとリスペクトしているノーベル賞受賞生理学研究者。小難しい言葉を並べたりなさらず、とても分かりやすい例えやエピソードで、藤井棋士をひいては読者を引き込む巧みな話術が魅力です。

常識にとらわれなかったからこそ、ips細胞の発見につながったことが、リアルに伝わってきます。

失敗をおそれず、挑戦し続ける姿勢。ぜひ見習いたいものです。

藤井聡太さんの謙虚さ、聡明さが山中伸弥さんの話をうまく盛り上げていて、「AI が常識というブレーキをはずす」という難しそうな話がかみ砕かれて丁寧な言葉で伝わってきます。

将棋も生理学も私には遠い世界ですが、そんな門外漢でもしっかり理解できる、クリアなお話ばかり。天才だからこそ、どうすれば人に伝わりやすいかを熟知されているのでしょうね。

おみそれいたしました。