緩和ケア医が教える 生き方・死に方・看取り方

死にゆくあなたへ  もう少し別のタイトル案はなかったのでしょうか。ショック療法を目指していたのでしょうか。とても大切なことがたっっっっくさん書かれている名著なのに、題名で敬遠してしまう人が大勢いるような気がします。

父の死、大好きだった叔父の死、そして親友の死を体験して、私は生き方を改めました。もう人生後半戦に入っている現実が、少々刹那的な生き方に拍車をかけているかもしれません。

サンパウロ大学病院の医師である著者アナ・アランチスさんのおっしゃっていることは、ひとつひとつ腑に落ちます。心から納得でき、できていなかったことは、これから実行しようと素直に思えます。

老人だけがターゲットの本ではありません。生きていく上で、全ての年代が知っておくべき金言が散りばめられた優良書籍です。

世界的ベストセラーであることもうなずけます。後悔なさらぬよう、早めにお読みになることをおすすめいたします。