宮下洋一氏の新しい取り組み 死刑に関するノンフィクション

宮下洋一さん。安楽死についての本を2冊、以前このブログで取り上げました。

そして今度は「死刑」ですか。【死】というテーマを扱うのは、繊細でそして難しい。佐々涼子さんも違う方向からですが【死】についての著書が目立ちます。

人間、死は避けられませんから、日本が死刑をまだ法律で認めているのは、

●国が執行する殺人の容認●

であり、私はかなり否定的に見るようになりました。

平野啓一郎氏の「死刑について」という良書を読んだ影響も大きいかもしれません。

警察がメンツを重んじ、濡れ衣を被せてまで冤罪がまかり通るようなオソロシイ法治国家である限り、死刑は廃止すべきというのが、私の結論です。

NHKのドキュメンタリーで松本清張が帝銀事件の闇に迫った事実を知り、アメリカが日本を陰で支配する図もおぼろげに示されました。余談ですが、大沢たかおさんの迫真の演技、かっこよかったです♡

今野敏さんの「隠蔽捜査」シリーズは愛読書ですが、竜埼伸也のような警察官は、小説の中にしか存在しないのでしょうか。

死刑囚との面談をしながら、克明に描かれたアメリカ・スペイン・フランスそして日本の死刑制度に関する渾身のルポタージュ。《目には目を》という考えは、はたして正しいのか? 読んで自分なりの答えを見つけてください。