メンタルを強くする食習慣 飯塚クリニック院長による健康志向の方への好指南書

鳥取県米子市の精神科医・飯塚浩先生。有名医師でも治せない病気を治せる名医と評判、とのことで、拝読させていただきました。

前半は医学的専門用語のカタカナ言葉がかなり多く、読むのがしんどいと思われるかもしれません。

ただ、身体の機能を丁寧につまびらかに説明してくださっているので、なぜコレがいいのか、どうしてアレは良くないのか、理解しやすく、説得力があります。

飯塚先生はとても好奇心の強いポジティブシンキングな方とお見受けいたしました。「楽しいことだけやる」いいですね。そんな風に人生を送れたら、ハッピーなこと、この上ないです。

科学に毒されている現代では”食べたいもの=ほんとうに身体が喜ぶもの”ではなくなっています。味覚異常に陥り、食べることがストレス解消という《プチ依存症》の人が増えています。

旬や地産地消を意識し、農薬や化学調味料にまみれていない食材を摂る。そんな、本来は当たり前だったハズのことを心がければ、不定愁訴は減っていくようです。

本書内にとても感銘した言葉がありました。

【意欲や集中力はリラックスとセットです。根性とセットではないのです】

自分ではコントロールできないものに、自分の幸せを託していませんか?

自分ができることをして、誰かに喜んでもらえた結果、お金が発生したら、それこそ本当の「シアワセな人生」を謳歌できるのではないでしょうか。

科学のメリットも受け入れながら、東洋医学の長所も取り入れる。長い歴史が認めている善きものを大切にしながら、フレキシブルに多方面にアンテナを張り巡らせている飯塚先生の治療方法は、確かに効き目がありそうです。

慢性的な心身の悩みがある方、とりあえずこの本の興味を引くページだけでも読んでみることをおすすめします。生活改善を行う良いキッカケが何かしら発見できる良書です。

根本的に治したいという方は、飯塚先生にコンタクトしてみるのも良いかもしれません。先生は常時ウェルカムで患者さんとの出会いを待っていらっしゃいますよ。