気候変動と環境危機を勉強するための立派なご本。グレタ・トゥーンベリさんが纏めてくれました。

とっても立派な本です。縦245mm、横185mm、厚さ45mm、重さ1kg。

重厚なハードカバーはもちろん、中の紙質も上等で、写真や色彩豊富な図も鮮明に印刷されていて美しい。

お値段は3800円+消費税。ちょっと手が出ません。

でも、読みたい、勉強したい。

図書館というのは、ありがた~い存在だなあと、こういう時、つくづく実感しますね。

グレタさんは、教育の大切さを諄々と説いています。

良い独裁体制は存在しない。ただし民主主義も、国民一人一人が充分に教育されていなければ、簡単に操られてしまう。充分に情報を得て、正しい判断を国民個人個人が行うことが大切。

今の民主主義は、一部の超富裕層に搾取されている、歪んだ「不平等状態」であることを、私たちは熟知する必要があります。

世界の裕福な人々が《汚染者》と名付けられ、不正義を行っている事実を、この本はとても詳しく説明してくれています。

日本のあちこちで線状降水帯が発生するようになったのも、台風がいつまでも温帯低気圧に変わらず、日本列島で被害を増大させているのも。また日本だけでなく、世界中で洪水や山火事が大規模に起きていることも。

科学的見地から見れば、気候変動を引き起こしたCO2の影響であり、その問題に真面目に取り組まず、先送り先送り、を繰り返してきた、愚かな政治家、そしてそんな政治家を選んだ国民にも責任があると言えます。

耳の痛いことを書きました。自分自身、恥じ入ることが多々あります。

勉強をいやがると、自分自身に跳ね返ってきますよ。もう先が長くないからなんて、無責任なことは言わないでくださいね。子どもたち・孫たち・曾孫たち・・・ みんなの未来のために。

重い本が、重い責任を、私たち一人一人に問いかけてきます。さあ、勉強しましょう!