「日本語が亡びるとき」水村美苗さん書き下ろしの超問題作をやっと読みました
福沢諭吉、夏目漱石。この二人の偉人がどれほど並外れた賢者であったか。恥ずかしながら、この本を読むまで、詳細は存じ上げませんでした。日本語を母語として操れる幸せを今後もキープできるよう一層精進せねばと、思いを新たにいたしました。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
福沢諭吉、夏目漱石。この二人の偉人がどれほど並外れた賢者であったか。恥ずかしながら、この本を読むまで、詳細は存じ上げませんでした。日本語を母語として操れる幸せを今後もキープできるよう一層精進せねばと、思いを新たにいたしました。
終わりが見えないロシアによるウクライナへの戦闘侵略行為。戦争という異常事態が言葉の意味さえも変えてしまう。普段なにげなく使っている単語が、何か他の意味を帯び、愛おしくなったり忌み嫌われたりする。大事なことが集約された1冊です。
小澤征爾さんに直接お目にかかる機会は、とうとうありませんでした。ただ、在独中にウィーンフィルのニューイヤーコンサートで小澤さんのお茶目なところをテレビ視聴できたのが、唯一素敵な思い出です。
秋田県能代市の「のしろ日本語学習会」で聖母さまのような存在の北川裕子先生。こんな素晴らしい日本語講師のもとで日本語を勉強できれば、どんなに様々な境遇の外国人の方々も、きっとハッピーな日本生活が送れるようになるでしょう。
中学受験という、私にとっては迷宮のような世界を垣間見ようと借り出した「勇者たちの中学受験」。受験戦争や教育ママという言葉の起源とも言える「素直な戦士たち」。子を思う親というのは、様々ですねえ。しみじみ考えさせられました。
還暦に近づいておりますが、未だに結婚したことがなく、妊娠・出産はもう叶わぬ夢となりました。でも、結婚は「まだ出来る」と思っております。今回のブログは、私がなぜ今でも独身でいるかのエピソード仕立てとなっております。
2023年5月5日、石川県珠洲市に大きな被害をもたらした地震。被災地へのボランティアには行けないけど、予約してある石川県加賀市と金沢市への旅行は、キャンセルせずに彼の地でお金を使っておこう。日本語講師の矜持を示し、興味を満たした旅でした。
ウクライナの紛争地域の様子が迫真する、16歳の少女の日記。奇遇なことに、少女の興味の対象は日本語と日本のマンガで、強運な彼女は、戦地から脱出し、夢見た国への切符を掴みます。私の16歳当時は、幼かったよなあ。ズラータさん、応援してます!
女優で才女で歌もうまくて・・・ うらやましいの宝石箱のような上白石萌音さん。彼女の魅力がぎっしり詰まったエッセイ集、面白かったです。というより、言葉選びの絶妙さに圧倒されました。映画「舞子はレディ」まで観てしまいました・・・
京都を舞台に、ドイツ人男性と日本人女性が恋に落ちる、素敵な恋愛小説。比喩の表現が、日本人にはない発想なのが、ひときわ新鮮でした。禅問答あり、漢字の成り立ちの説明あり。日本人以上に日本文化に詳しいかもしれない、アンドレアス・セシェさんの著作です。