朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を観るのが楽しみで、毎日の支えだった日々。その時にヒロインの上白石萌音さんという女優を初めて強く意識しました。うまいなあ。自然体だなあ。
失礼かもしれませんが、とびきり美人、という形容があてはまる方ではないように思います。
お顔立ちはどちらかというと「かわいい」「おぼこい」・・・
でも演技が素晴らしいんですよね。本当に毎日惹き込まれていました。
そんな女優さんが書かれたエッセイということで、楽しみにしていたのですが、文がまた上手い！ 言葉選びが絶妙です。メキシコで幼少時代を過ごされたこともあったんですねえ。ちょっと意外。
このエッセイ集に導かれて、萌音さんの主演された映画「舞子はレディ」をDVDで観ました。ミュージカル仕立てになっていて、監督は周防正行さん。奥様の草刈民代さんも登場されていました。
この映画でさらに驚いたのは、萌音さんの歌唱力とダンスパフォーマンス。歌声が凛と響き渡るシーンが素敵で、他の俳優さんとは群を抜いていました。
最後の舞妓姿でのダンスが圧巻で、もう感激！ 大きな劇場で観たかったです・・・
プロフィールには肩書が「俳優・歌手」とあるので、ほんまもんの歌い手さんだったのですね。大変失礼いたしました。
今度は生でミュージカルが観たい。ぜひまた素晴らしい役を射止められますように。