「昨日は遅くまで起きたんですので、いま寝ます」←これは日本語の生徒が書いた作文です。日本語がネイティブなら、このような表現は使わないですよね。でも、タイトルの「すごい楽しかった」は、最近の若者はよく使っています。《すごい》は形容詞だから、後にくるのは名詞のはずなのに、副詞的に使われているのです。
本来は「すごく楽しかった」と表現すべきなのですが、「すごい楽しかった」の方が、より楽しさを強調している、として最近、市民権を得ている表現なのだそうです。
多くの人達が使い続けていくと、違和感のない言葉になる、というのは昔からよくあるそうで、この「恥ずかしい日本語」(山口謠司著)の中にもいくつかピックアップされています。
例えば、「裏をかく」はもともとは「裏かかず」と言っていたとか。
また「ふんいき」という言葉は「ふいんき」だったそうで、漢字も「雰囲気」ではなく「不陰気」と書いていたそうで。
そんな日本語の豆知識がたくさん詰まった本書。大人力が増す日本語講座として、とある図書館で推薦されていたので、手に取ってみました。なかなか勉強になります。
少し前ですが NET で話題になっていたニュースをちょっと綴っておきます。
リンゴ日報が廃刊に追い込まれ、バイデン大統領がこのことを憂慮するコメントを出していました。すると中国はお得意の「内政干渉だ」発言。揚げ句の果てには「トランプのツイッターの閉鎖を解いてから言え!」と、ああ言えばじょうゆう(古いなあ。昔、流行りましたね)。論点のすげ替えなんですが、ものすごいハナシを持ちだしてくるものだなと、妙に感心してしまいました。
菅首相は「安全安心」を念仏のように唱えているばかりで、具体策が全く無いコメントのオンパレード。
オリンピック、それでもやるんですね。はあ、タメ息しか出ません。。。