きものが着たい!

きものが着たい 群ようこ著

群ようこさんと言えば、「無印OL物語」などの無印シリーズの小説を愛読しておりましたが、こんなに着物にお詳しいとは。ちょっとびっくりするとともに、とても嬉しくなりました。

一人で「着物を着よう運動」をすすめておりますが、私の着物の知識や着る技術は、全くもって微々たるもの。このような分かりやすい本は、ホントにありがたいです。

実家に眠っていたり、着物箪笥に大量に収納されている着物を、上手に整理し、よみがえらせる実例は、新しいタイプの断捨離のようで、胸のすく思いで読みました。

昨日、久しぶりにコンサートに出かけたのですが、着物姿の三人連れがいらっしゃって、とてもうらやましくなりました。私も着ようか悩んだのですが、お天気が気になったのと遠方だったので、つい洋装にしてしまいました。

これからの季節、浴衣をちょっとおしゃれなワンピース代わりに着るのもいいなと、今から着て行く計画を立てています。

群さんの本の中には、「博多の名古屋帯」を校正の方に”矛盾している”と指摘され、困ってしまったというくだりなどもありました。博識の校正の方でも、着物の基礎的な知識がないのだなあと、同じ日本人なのに残念な気持ちです。

最近、松阪木綿の着物を仕立ててもらいました。三重県民として、地元の伝統産業に少しでも貢献できればと思い、これから頑張って着付けの練習に励むつもりです。

着物を着て行くと、喜んでもらえる。これは「ホント」です。結婚式だけでなく、コンサートやお芝居、デートやお食事など、場面は豊富にあります。

今年は軒並み花火大会が中止なので、せっかくの浴衣を仕事で着てみようかと、もくろんおりますが、周りの反応は果たして? とにかくトライしてみますね。