
「オルタネート」NEWS・加藤シゲアキの才能炸裂!
ジャニーズのタレントが書いた小説ということで、下駄が履かされた評判かと思いきや、いやいや堂に入った素晴らしい青春小説です。グルメ本としても楽しめる、料理ネタも盛りだくさん。吉川栄治文学新人賞受賞の折り紙つきです。
ジャニーズのタレントが書いた小説ということで、下駄が履かされた評判かと思いきや、いやいや堂に入った素晴らしい青春小説です。グルメ本としても楽しめる、料理ネタも盛りだくさん。吉川栄治文学新人賞受賞の折り紙つきです。
裏表のない真っ正直な人物・モスバーガーの創業者・櫻田彗氏。その魅力的な人物像が余すことなく描かれた、感動的な伝記です。存命のうちにぜひお会いしたかったと心から思える、強烈で愛に満ちたなキャラクターをぜひご堪能ください。
ポエムなタイトルから安易に手に取ると痛い目に遭う、ふか~いオハナシです。ゆっくりじっくり読んで味わうべき作品と言えるでしょう。ロボットと少女の友情物語。愛とは? 知性とは? 家族とは? イシグロ氏の作品には、いつも熟考を強いられます。
フワフワと浮ついた恋愛ではなく、人間の業や打算やずうずうしさ、一方でとてもピュアな精神など、実に奥深く遠大な恋。林真理子さんは《ちまちました》と表現していらっしゃいましたが、私にとっては、ある意味ものすごく「リアル」な内容でした。タイトルにふさわしい壮大な恋愛小説です。
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? とっても聞き上手な司書さんがいる図書室。いい設定ですね。そう、本は多くのことを教えてくれます。このブログも「あの本、読んで良かった!」と喜んでもらえるような選書になるよう、読書に励みます。
面白そうだけどなんだか難しそう・・・な科学のオハナシを懇切丁寧な大人向けの読みものにしてくださった小川洋子さんに感謝。ジャンルやその分野のオーソリティのセレクトもお見事。楽しく読めて、地球にも優しくなれそう。
留学したアメリカで孤独な境遇に悩む主人公。真面目ゆえに陥る負のスパイラルから救い出してくれたのは、サード・キッチンの仲間との出会いでした。さてどんな食堂か。それは読んでのお楽しみ。勇気を出すことの大切さ、努力は必ず報われると信じられる、素敵な物語です。
「自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」という副題がついている本書。認知症の本質は「今までの暮らしができなくなること」だといいます。啓蒙活動が必要だと、改めて考えさせる1冊です。
以前のブログ(タイトル「シェルパ斉藤の世界 職業と名前」)でドイツ人の苗字には職業がそのまま姓という事情を綴りましたが、今回はちょっと面白い例のご紹介です。写真をヒントに想像してみてください。
大江健三郎との対話と長崎大学の講演が収録された、貴重な遺作です。「負け続けてもいい。自分の意思を持ち続けろ!」と語り続けた立花隆さん。生前に生のお声を拝聴したかったと、今更ながら悔やまれます。