直木賞一覧

圧巻の闇社会小説「テスカトリポカ」

あまりにブラックな世界を《小説の世界》だからこそ書けたと思いたい、直木賞受賞作にしては異色の作品と言えるでしょうか。審査員の先生方は「グロイ」表現に辟易されたのか? 私はかなりワクワク読み終えることができました。

壮大な恋愛小説「自転しながら公転する」

フワフワと浮ついた恋愛ではなく、人間の業や打算やずうずうしさ、一方でとてもピュアな精神など、実に奥深く遠大な恋。林真理子さんは《ちまちました》と表現していらっしゃいましたが、私にとっては、ある意味ものすごく「リアル」な内容でした。タイトルにふさわしい壮大な恋愛小説です。

医師の書く小説

医療小説を最近よく読むようになりましたが、お医者様の献身には本当に頭が下がります。コロナ禍の最前線で頑張っておられる医療従事者の方々に敬意を表します。ご迷惑をかけないためにも健康第一を心掛けます。

健康のために笑いましょう。

笑いのツボを刺激しそうな4冊のご紹介。奥田英朗の伊良部精神科医シリーズ「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」。三浦しをんの「舟を編む」。いずれも爆笑必至です。