軽快な文体でノリノリに読める「わたしの美しい庭」
マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」。そこを訪れる生きづらさを抱えた人たちと統理、百音、路有との絶妙のやりとり。人間関係は複雑なのに、ノリノリで読める好本です。
愛してやまない本のこと、言葉のこと、そしてドイツに関することを綴ったブログです。
マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」。そこを訪れる生きづらさを抱えた人たちと統理、百音、路有との絶妙のやりとり。人間関係は複雑なのに、ノリノリで読める好本です。
単行本を前後3冊ずつ、合わせて6冊、開いた状態で立てて並べると、30秒間で一気に消毒する、というマシン。世の中、いろんなものが作られていくのですね。いやあ、びっくりしました。
宮本先生独特のグルメな記述と、旅情を誘う灯台の描写、そしてチャーミングな登場人物たち。それらが素敵に絡み合って、先生特有のザ・宮本ワールドが炸裂しています。それにつけても「まきの」の中華そばのおいしそうなこと。どなたか作ってくれませんかねえ。
3年連続本屋大賞ノミネート中の著者による、待望の最新刊。「心の闇を暴くミステリーの新境地」とは、まさに言い得て妙です。精神科医(精神鑑定医)影山司の活躍に、これから目が離せなくなりそうです。
根っからの愛猫家・村山由佳さんと、ひょんなことから猫と同居することになった森下典子さん。どちらも猫という愛すべき生きものの魅力を、これでもかこれでもか、と見せつけてくれます。
日本語がわからないために、知的障害の烙印を捺されてしまっている外国人の子どもたち。日常会話力があっても、学習言語能力がないため、学校に行っても授業についていけない子どもたち。そんな子どもたちのために、何かできることを見つけたい。そんな想いで、このブログを書いています。
史実に基づいたリアル・フィクション。横浜の共立女学校で学んだ鈴木カネが渡辺勝と結婚し、オベリベリと呼ばれた帯広へ開拓のために向かう。新天地での過酷な生活を軽やかな筆致で描いたボリューミィな作品です。
大切な人たちからもらった本物の愛情は、一生消えずに生きる力になる。あきらめそう、へこたれそうになった時、もう一度立ち上がる力になる。そういう小説を書き続ける著者に拍手♪
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴湖と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。。。名作です!
落語好きにも、そうでないあなたにも、笑いあり、涙ありの素人落語寄席、いかがですか? 知れば知るほど、落語が描く人間の物語は深く、怖く、でも温かいものです。