福山雅治さんの大学准教授ぶりがすっかり板についた「ガリレオシリーズ」。湯川学が物理の知識を生かして大学時代の同級生で刑事の草薙を助ける(というか草薙に頼られている)ミステリーの人気作品ですね。
映画・ドラマとも福山さんのクールさがかっこいいですが、小説の中では、もっと偏屈なイメージ。著者・東野圭吾氏は佐野史郎さんを想定しながら書いたと、どこかで読んだ記憶があります。
最近の東野氏の作品は、円熟味が増した感があり、この「透明な螺旋」も文句なしの出来。ミステリーファンの期待を裏切りません。
映画で観たい方は、まだ読まないでくださいね。