今更ですが「ブラックボックス」伊藤詩織さんの勇気に脱帽!!

権力におもねり、虎の威を借る卑怯な奴ら。

そんな卑劣な男たちが、冷静な視点から書かれているので、マッチョな男は恐怖心に陥るのでしょう。

圧倒的な地位にあぐらをかく輩は、ちやほやされ、忖度され、イエスマンのみに囲まれ、「真実」や「正しいこと」がわからなくなるようです。

プーチン大統領や金正恩総書記が、世界中から非難囂々であるにもかかわらず、国家のトップという座に君臨しているのは、権力のおこぼれを授かるために群がる、狡猾な弱虫たちが守っているからです。

亡くなった方を冒涜するのは、憚られる行為ですが、でもあえて書きたい。安倍元首相に群がっていた人たち(圧倒的に男性が多かった!)は、隠蔽工作に余念がない、ズルイ生き方を貫き、安部氏ご自身はそんな取り巻きを戒めることなく、地位に恋々としていた。

今日の新聞にも、自死された赤木氏の奥様を法律面で支える生越照幸弁護士が、真相解明に邁進されている様子が掲載されています。でも例の佐川氏は法廷に現れないまま終わりそうです。

山口敬之氏は、自分のバックにあるビックネームを過信し、まさか堕としたはずの女性が反撃に出るなどと、思いも寄らなかったのでは? それにしても周到に嘘を重ね、一方でいざという時のための布石もぬかりなく敷いていたように思えるのは、これまでにも準強姦を繰り返し、泣き寝入りしてきた女性が大勢いるような予想をさせます。

ハニートラップやら売名行為やらを旗印に、伊藤女史をなんとかして叩こうとする人に見られる傾向は、男の沽券にしがみつく男たちと、彼女の凛とした美と知性に嫉妬する女たち。大体この二つに分けられるように思います。

自分が信じている世界を否定する存在を、認めたくない、排斥したい。いまだに中傷的なネットの記事があるのは、影響力の大きさと、センシブルさ、このテーマの難しさを如実にあらわしています。どう見ても、アンチ伊藤女史の記事は、作為的にしか見えないのですが。

伊藤詩織さんが起こした勇気ある貴いムーヴメントを絶対無駄にしないためにも、権力を持つ人たちに今一度「正直であれ」と訴えたい。小学生の道徳(修身の方が彼らには伝わるか?)をもう一度やり直して、日本人の美徳・謙虚さを思い出してほしい。

男社会が作ってきた法の世界にはびこる悪令を、少しずつでも改めてもらえるよう、弱い立場の人が何かあってもキチンと守られる社会の実現のために、私も声をあげようと思います。