電車の中で読んではいけない

涙のシャンプー 松本望太郎編

岩田書店のYouTubeで知った「涙のシャンプー」。まえがきのまえがきに

”この本は、電車の中では読んじゃいけませんよ。絶対にね!”

と書かれていました。ははあん、泣かせる話の特集だな、とピンときました。

タイトルから想像できた方は多いかも。美容師さんたちの様々な感動的エピソードが15話。涙、涙のオハナシばかりです。

もう1冊は私が昔電車の中で爆笑して大恥をかいてしまったこれ↓

もものかんづめ さくらももこ著

意図のない話の中の「その7 青山のカフェ」。このエピソードは危険なくらい笑えます。ご注意ください。

この本には知恵もいっぱい詰まっています。「奇跡の水虫治療」で母の水虫は本当に治りましたし、「メルヘン翁」は

”人を看取る時は、口を閉じてあげること”

という大事な教訓(?)を伝えています。

実は私の父を看取った時、口が空いたままで、母が紐を使って固定しようとしたという、お恥ずかしい事実を前回書いておりませんでした。紐で縛ると顔に跡がつくので、私が止めたのですが、その時思い出していたのが、この「メルヘン翁」の話です。ああ、せっかく読んでいたのに、父の柩に入った顔は、少し口が開いた状態で、これは私の心残りになっています。

泣いて笑って精神を浄化するのにオススメの2冊。但し、公衆の面前では読まないように。