箱根駅伝観戦を100倍楽しくする本「風が強く吹いている」三浦しをん

今日、1月2日の朝8時に間に合うように、時間をみつけて読破した「風が強く吹いている」。箱根駅伝をドラマ仕立てに描いた、三浦しをんさんの名作です。10人で箱根を目指す。無謀としか思えないその挑戦が、三浦さんの筆にかかると「ありえるんじゃない?」と思えるくらい、チャレンジと夢と希望と、そして笑い・感動に満ちた小説に仕上がっています。

竹青荘に住む寛政大学の学生住人が織りなす人間模様とスポ根と。映像にするのは難しいかもしれませんが、ぜひ漫画に仕上げて、活字嫌いな多くの人たちにも、この素敵な感動を味わってほしいものです。

それにしても、箱根駅伝という年初のビックイベントは、山ほどのドラマを秘めた《走者》の集大成なのでしょうね。

今日と明日、観戦を楽しんだ後に、ぜひこのスポーツ青春小説に耽溺してください。来年は箱根が始まる前に読みたくなるでしょう。三浦しをんさん、偉大な作家です。