あっぱれ、子育てのバイブル「マザー・グースと三匹の子豚たち」

昨日、2022年9月28日放送の徹子の部屋に桐島かれん・ローランド姉弟が出演され、最近のお母さま・桐島洋子さんのご様子をお話されていました。

あのパワフルだった方に認知症の気配が現れ、お二人はかなり驚き、そして心配されているご様子でした。

認知症になることが、人生の挫折や敗北のように表現されている昨今。

でも、認知症は決して「負け」ではない。そのことを桐島洋子さんに体現していただきたいなあ、と切望しております。

長谷川和夫先生のご著書を以前ご紹介いたしましたが、認知症の間違った理解を正すことも、大切だなあと感じております。

さて、本題にいきましょう。この「マザー・グースと三匹の子豚たち」。未読だったので、驚嘆の連続でした。

未婚で3人のお子様を産み、独自のポリシーで育てあげた、まさにグレートシングルマザー。いやあ、逞しい、カッコいい、そして3人のお子様方が羨ましい。

椎名誠さんの岳物語も素晴らしかったですが、これはその上をいきますね。もう、ビックリ。

アメリカの大自然の中で、伸び伸びとワイルドにサバイバルに育てる。私が夢見て実現できなかったことを、遥か昔に既に実現されていた方がいらっしゃったなんて。

自分自身の人生で、DNAを後世に残せなかったことは、密かに悔やまれているところで、母にも孫を抱かせることができず、申し訳なかったなあ、と感じております。

勇気があれば、一人だけでも、私なりのスパルタ教育(?)で育てていれば、また違った人生だったのでしょうね。ま、今更ですが。

子供を信じて自由にさせ、でも肝心なところはキチンと締める。理想的な母親像です。今、日本中(世界中?)にはびこっている過保護な親たちに、熨斗をつけてこの本を送りつけたい、と心の底から思います。

林真理子さん、日大の理事長職でご多忙中のところ、素敵な本を教えていただきありがとうございました。