「魂でもいいから、そばにいて」 3.11後の霊体験を聞く

最近、大失敗をやらかしまして。落ち込んでいたら、父の気配を感じたのです。2020年に父は亡くなっておりますので、オカルト体験と言われれば、それまでなのですが。

私は「科学第一主義」には、めっぽう懐疑的です。確かに目には見えないし、ちゃんと証拠立てることもできなかったりしますが、スピリチュアルなことは実際にあると信じています。

そんな実例が数多く掲載されている本書「魂でもいいから、そばにいて」。

この本は、ブログを開設するずっと前に、図書館で借りて読んでいたのですが、最近 Book Off で見つけて買い、再読いたしました。

東北地方には「遠野物語」とか、オガミサマとか、魂の存在を普通に信じる風土があります。

空耳とか気のせいとか、信じない人には眉唾なことも、ピュアな心で世界を感じると、ご先祖様の声や、亡くなってしまった大切なヒトの気配として、きちんと認識することができる。

確かに、見えないのをいいことに、ナイーブな人につけこむ悪人がいるのは事実です。巧妙な詐欺に騙されないためには、日頃から情報収集をし、正しいものを見分ける目を養うことが必要です。

ノンフィクション作家の奥野修司さん。丹念な取材で、遺族の方の心を開き、静かに寄り添うことで、秘めておきたいような大切なお話を引き出されました。科学的検証は無理なエピソードばかりですが、私は素直に信じております。

人間は長く生きても、せいぜい100年余り。壮大な命のリレーを続けながら、昔は有効だったバトンが、技術革新や科学の発展に紛れて、だんだん消えていったのではないでしょうか。

そのバトンとは、本来ヒューマンが持っていた、今の世界で言うなら「超能力」と言われる、SF的なもの。

あ、また、本のテーマから逸脱しそうなので、この辺にしておきますね。

お読みになる際は、ハンカチが必須ですよ。