鈴鹿にあるドイツパンのお店 ehrlich さんにお邪魔しました。
EHRLICH エアリッヒ 正直な、とか誠実なという形容詞です。
Ehrlich gesagt… エアリッヒ ゲザークト・正直に言うと・・・というように、ドイツ語の形容詞はそのまま副詞としても使えます。
さて、ドイツのパン。久しぶりに歯応え・噛み応えのある、小麦の味を贅沢に感じるパンを味わいました。日本のパンに比べると実(?)がぎっしりつまっているので、少量でも満腹感が得られます。
奥の細長いのがチーズ入り、手前の愉快なメガネみたいな形のはプレッツェルというドイツでよく見る形、一番大きいのがドイツの定番の Brot ブロート(パン)です。
エアリッヒさんは日本人夫婦のお店で、私が密かに期待していたドイツ人には出会えませんでした。念のため聞いてみたのですが、パンの製法を鈴鹿在住のドイツ人の方に教えてもらって、独自で開発されたとのこと。味は日本人の好みに合わせてある感覚ですね。ドイツのパンは少し酸味があって、バターを塗ると美味しさが増すものなどもあって、独特の味わいがあります。
世界随一と言われるほど、パンの種類が多いドイツ。現在NHKのEテレで放送中の「旅するドイツ語」では、女優の佐藤めぐみさんがご自身、大のパン好きで、幸せな語学学習旅をされています。
ドイツ人のソウルフードはジャガイモですが、パンもドイツ人には欠かせません。ちなみに flüssiges Brot フリュシゲス・ブロート、液体のパンとはビールのことです。flüssig フリュシッヒは流動しているという意味の形容詞。ドイツとビールが切り離せないというイメージが、こんな言葉の存在からも伺えますね。
コロナで当分はドイツに行けそうにありませんが、大きな Brot をスライスして冷凍保存したので、恋しくなったら少しずつ解凍して食べ、癒しを求めようと思います。ああ、小市民~♫