クリスマスマーケットのない2020

設営中のクリスマスマーケットの屋台

にっくきコロナ。今年のWeihnachtsmarkt ヴァイナハツマルクト(クリスマスマーケット)は中止とのお達しです。10月最終日曜日、ヨーロッパはサマータイムが終わり、冬時間が始まります。ドイツと日本との時差は7時間から8時間へとチェンジします。

在独中、一気に夜の時間が長くなる印象がありました。朝9時を過ぎないと明るくならず、夕方4時にはもう闇に包まれる。。。

そんな時にクリスマスマーケットの賑やかなイルミネーションはドイツ人(ヨーロッパ全土??? すみません、リサーチできていません)の心の拠り所となります。部屋の飾りつけの小物を求め、クリスマスプレゼントを物色し、冷えた身体をグリューヴァイン(ホットワイン)で温める。理にかなった催し物なのです。

写真は昔、11月中旬にドイツを旅行した時に、設営途中の屋台の様子が物珍しくて撮った1枚です。日本のテキヤさんの屋台とは違って、重厚さと可愛らしさが同居したような趣があります。

暗いデータですが、11月のドイツの自殺者は、1年で1番多いのです。お日様の光が人間の精神にどれだけ大切かを物語っていますね。今年はさらに増えるのではないかと、心配です。経済も世界的に落ち込んでいるし。

明るいニュースがほしいところですが、ご家庭でホットワインを作ってみるというのはいかがですか? 日本では風邪をひくと「玉子酒」を作りますが、グリューヴァインはドイツ版タマゴ酒の一面もあります。レシピはこのサイトをご参照ください。

もうすぐ11月も終わり、師走がやってきます。最近はすっかり冷え込んできました。どなたさまもご自愛の上、よろしければホットワインで温まって、コロナに負けませんように。