BRITA の思い出

BRITA ドイツ製の優れもの浄水器

ドイツへ留学するにあたって、水問題が浮上しました。ドイツの水道水をそのまま飲むのは抵抗があり、何かいい浄水器がないか探していたのですが。

まだ20世紀の頃で、電話で友人に相談すると、「いいのがあるんだけど、通販でしか扱ってないの」その友人は重宝しているというので、迷わず頼むことにしました。

段ボールが届き、開けてみると、商品パッケージに

《ドイツ発》

の文字。正体はBRITAで、そう、ドイツ製。これからドイツに行くというのに、日本でドイツの物を買ってしまって、ちょっとオバカな体験でした。

渡独してから買えば、送料はかからず、おそらく値段も安く、さらにそれぞれの国の水質に合わせて作られているというフィルターも、無駄にせずにすんだのに。

日本にいる間に買ったそれは、フィルターを、紹介してくれた友人に譲り、本体(ポット)のみ船便で、他の食器類と一緒に送りました。

帰国する際、そのポットは家主に寄付をしてきたのですが(この辺りのことは、またいずれ綴ってみます)、日本に帰ってからも、自宅の浄水器があまりよろしくなかったので、私の提案で、またBRITAを使うことに。

もう十何年使ったか、ポットの持ち手が壊れてしまい、とうとうお役御免にしたのですが、新しいのを買うよりも、

プラスチックフリーの生活!

に目覚めた私は、ガラスのポットを買い、竹炭を入れることにしました。

そんなわけで、現在はBRITAは使っていません。フィルターがリサイクル可能なら、使い続けたかもしれませんが、サスティナブルな素材を追求(そのままではなく、自然に還るものという意味で)したかったので、竹炭に軍配が上がりました。

今の我が家の水事情は、1週間に1度、竹炭を10分煮る、という作業が必要で、浄水にかかる時間もあいまいなので、ちょっと面倒なのですが、それでもエコライフのために頑張っています。

世の中からプラスチックを減らしたい、という夢はありますが、普通のご家庭にはBRITAはおすすめです。少なくとも、ペットボトルの水をじゃんじゃん買うことを思えば、絶対的にBRITAです。

メーカーの方、フィルターのリサイクルと、ポット部分の素材の再検討をぜひお願いします。