全てのヤングケアラーに捧げます「両手にトカレフ」ブレイディみかこ

14歳のヤングケアラーの小説は、ブレイディみかこさんが実際に目にした、限りなくリアルに近い創作なのでしょう。おそらく著者は、大評判になった「ぼくはホワイト・・・」より、こちらの世界を世に問い、訴え、変えたい、というのが本音ではないかと想像します。

「語学の天才まで1億光年」私の新しいバイブルになりました。

辺境ノンフィクション作家の超ド級語学体験記! 語学上達のヒントというより、自分の目標・夢・野望を叶えるための心構え、みたいなものが伝わってくる、面白くてためになる1冊です。リンガラ語のテキストを自作されたなど、著者は天才に限りなく近い秀才です。

檀流スローライフ・クッキング

住み慣れた東京石神井から博多湾に浮かぶ離島・能古島へ。事件にぶつかりながらも笑顔でかわし、自家菜園で採れる収穫物を愛でながら、いそいそとキッチンに立つハルコさん。老後の指南役に手元に置いておきたい、素敵な本です。

あっぱれ、子育てのバイブル「マザー・グースと三匹の子豚たち」

40歳を目前にして、人生のリセットと家族のリフォームを思い立った著者が、1年間の大休暇を宣言して、日本を脱出。美しい自然と豊かな伝統と古き良き価値観が当時もまだ残っていた、アメリカ/イースト・ハンプトンで母子4人が過ごした、幸せな日々の物語です。