「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」を読みました。

絵画や彫刻など、およそアートという範疇で才能が皆無の私は、美術館や博物館で作者に対するリスペクトなどなく、「あ、これ好き!」となれば、ず~~~っと前に陣取り、他の作品は素通りする、大変身勝手な見物人でした。白鳥さんとご一緒させていただいて、改心したいです。

テンペとクメール語

外国の伝統食とかソウルフードという文字を見ると、どうしても食べたくなる好奇心の強い食いしん坊な私。新聞記事で教え子たちの懐かしの味を知り、尋ねると、律義な生徒がプレゼントしてくれて・・・クメール語騒ぎは、図書館の偉大さ発見につながりました。

全てのヤングケアラーに捧げます「両手にトカレフ」ブレイディみかこ

14歳のヤングケアラーの小説は、ブレイディみかこさんが実際に目にした、限りなくリアルに近い創作なのでしょう。おそらく著者は、大評判になった「ぼくはホワイト・・・」より、こちらの世界を世に問い、訴え、変えたい、というのが本音ではないかと想像します。

「語学の天才まで1億光年」私の新しいバイブルになりました。

辺境ノンフィクション作家の超ド級語学体験記! 語学上達のヒントというより、自分の目標・夢・野望を叶えるための心構え、みたいなものが伝わってくる、面白くてためになる1冊です。リンガラ語のテキストを自作されたなど、著者は天才に限りなく近い秀才です。

檀流スローライフ・クッキング

住み慣れた東京石神井から博多湾に浮かぶ離島・能古島へ。事件にぶつかりながらも笑顔でかわし、自家菜園で採れる収穫物を愛でながら、いそいそとキッチンに立つハルコさん。老後の指南役に手元に置いておきたい、素敵な本です。