真のサバイバルを知るために「極限の民族」を復刻させてください!

経済発展妄信が能登の地震による被災者支援の足かせになっているように、ここ最近、強く思うようになりました。本多勝一氏の、この命を賭して書き、世に送りだした極上の書籍は、極限状態とも言える状況にある被災地を慮る重要な一助になると、私は信じております。

輝く日の宮 丸谷才一著 旧文体の絶妙な面白さ

旧文体で書かれた小説を読むのは、もっともどかしいかと思っていましたが、わりとすんなり読めました。内容も古めかしくなく、無教養の私にはよく分からない古典の新説?があり、最後まで楽しめました。ドイツ語の新正書法にも触れています。

お正月に津波!?!? 人類への警告?

続々と入ってくる緊急地震速報を耳に入れながら、能天気なブログは書けないなと、また説教臭いことを綴ってしまいました。日本語に「しかたないね」という言葉があるのは、地震津波台風はやり過ごすか逃げるしかないことを、雄弁に物語っています。

読むと幸せになれる本「聞く技術 聞いてもらう技術」東畑開人著

まるで「話を聞いてもらった」かのような不思議な読後感に満たされる、超具体的で実践的な良書。豊富な臨床体験を基に導き出された分かりやすいテクニックは、ちゃんと普通にできるようなちょっとしたコトです。「聞く」の不全が席巻している今こそオススメです。

まいまいつぶろ 村木嵐著 名作です!

廃嫡を噂される若君と、後ろ盾のない小姓。二人の闘いには、表立った味方がいません。吉宗や大岡越前といった今も知られているヒーローたちが脇を固めていますが、長福丸と兵庫の純粋な結びつきは、読者の涙を誘わずにはいられません。

窓ぎわのトットちゃんの続編のスゴさについて

国民的・世界的ベストセラーに待望の続編が満を持して登場! みんなが心待ちにしていた「その後」のトットちゃん。多くの著書がある黒柳徹子さんですが、あれだけ書いても、まだまだ面白いエピソードが尽きない、奇特な方ですね。