「日本語が亡びるとき」水村美苗さん書き下ろしの超問題作をやっと読みました
福沢諭吉、夏目漱石。この二人の偉人がどれほど並外れた賢者であったか。恥ずかしながら、この本を読むまで、詳細は存じ上げませんでした。日本語を母語として操れる幸せを今後もキープできるよう一層精進せねばと、思いを新たにいたしました。
福沢諭吉、夏目漱石。この二人の偉人がどれほど並外れた賢者であったか。恥ずかしながら、この本を読むまで、詳細は存じ上げませんでした。日本語を母語として操れる幸せを今後もキープできるよう一層精進せねばと、思いを新たにいたしました。
終わりが見えないロシアによるウクライナへの戦闘侵略行為。戦争という異常事態が言葉の意味さえも変えてしまう。普段なにげなく使っている単語が、何か他の意味を帯び、愛おしくなったり忌み嫌われたりする。大事なことが集約された1冊です。
大阪生まれの作家でいらっしゃるので、エッセイになると関西弁の出現度が多く、日本語に関しては関西弁がネイティブの私には、分かりやすさが倍倍的にアップ。面白さも相まって、とても充実した読書タイムを楽しめました。男たちに読ませたい!です。
オバマケアはスーパーリッチがアメリカ医療を打ち出の小槌にするための壮大な仕掛けだった。一言にまとめると、そういうことになるんでしょうか。ヒラリーさんが日本の保険制度を絶賛しながら、わが国にも導入したいけど絶対ムリとおっしゃってましたもんね。
馬車を引く馬の並び方。二頭立てとタンデムは並列と縦列なんですねぇ。語学学習方法にタンデムという言葉がありますが、元々は馬車用語で、自転車に引き継がれ、言語習得の世界にまで広がった。私の知的好奇心が刺激をいっぱい受けた1冊です。
親の生き方が、子を苦しめている 子供にとって親は神的全能な存在。だから例えば毒親でも未熟な親でも「自分は役に立っているか」「必要とされているか」と子供たちは健気に親の期待に応えようとする。精神医学の入門書として多くの方に読んでほしい一冊です。
「○○だけで9割うまくいく」とうたっているハウツー本が、世に出回っています。個人的には好まない表現ですが、とりあえず目を通しておくことにしていて(だから図書館の本なんですが)実際に有効だと思えたら、手元に置きます。これは次に買いたい一冊ですね。
イラストレーターとして名高い沢野ひとしさんですが、文章力も素晴らしい。なんというか、一刀両断的な断じぶりが爽快で、はやりの断捨離にターボチャージャーをかけてくれる感じ? 「片付け」という和語が妙にしっくりくるんです。
小澤征爾さんに直接お目にかかる機会は、とうとうありませんでした。ただ、在独中にウィーンフィルのニューイヤーコンサートで小澤さんのお茶目なところをテレビ視聴できたのが、唯一素敵な思い出です。
長らくドイツネタから遠ざかっておりましたが、久しぶりに思い出した車の話を綴りました。と言っても、ストライクゾーンからは外れたような、トリビアな事ばかりですが。お楽しみいただければ幸いです。