ロボットに魂は宿るのか
機械やモノにも感情移入してしまう私は、運転する時にも車に話しかけ、プリンターにもよく働いてくれてありがとうとお礼を言います。ドイツに居た頃は、コピー機を直すゴッドハンドと呼ばれていたことも。
機械やモノにも感情移入してしまう私は、運転する時にも車に話しかけ、プリンターにもよく働いてくれてありがとうとお礼を言います。ドイツに居た頃は、コピー機を直すゴッドハンドと呼ばれていたことも。
最後の食事ではなく、おやつ、というところが、小川糸さんらしい。終末医療を温かいタッチで描いた「ライオンのおやつ」は、おなかいっぱいでも涎が出そうな、でも涙もいっぱい出る本です。
200名の患者を看取った看護師が受け入れた、自らの死はどんな形だったか。在宅での終末医療を描くノンフィクションの傑作です。
胸のすく豪快な女性が主人公の歴史小説。長崎で茶葉を商った伝説の商人・大浦慶の生涯はお馴染みの幕末の志士が次々と登場し、さながら偉人の博物館です。
不倫や離婚騒動でたたかれまくっていた乙武さんを、SNSに疎い私は、ただ密かに「私だけは信じています」と隠れキリシタン状態でしたが、四肢奮迅を読んで、大勢の支持者がいたことを知り、安堵しました。
香山哲作「ベルリンうわの空」に見る、大都市ベルリンに住む人々のゆったりとした心豊かな生活。経済優先の日本社会が忘れてしまった余裕のある暮らしを取り戻したくなる心の啓発書です。
日本人はポジティブなものよりネガティブなものを好んで読む傾向があるのでしょうか? アメリカでベストセラーになった本より、邪悪な・・という副題がある本の方が、人気が高かったそうです(哀)
「若き数学者のアメリカ」と「遥かなるケンブリッジ」。海外生活にポジティブな気構えをもって臨みたいという方は、ぜひこの2冊を読んでから離日してください。
キーワードは「血のつながり」。これ以上はネタバレになってしまうので、ここでは触れません。期待に必ず応えてくれる、極上のミステリーをどうぞ。
たてまえがなく本音しか言わず考えもしない。そんな警察官が上層部に本当に存在してくれたら。隠蔽捜査というネガティブなタイトルに真っ向から楯突くスーパーヒーローが活躍する、本格警察小説です。